保護犬ハンター 心配尽きない、初めてのお泊まり

私はいま、週に一度、泊まりの仕事をしています。メ~テレ(テレビ朝日系)の「ドデスカ!」に出演するためで、前日に“前乗り”して、翌日午前中に東京に戻ります。
家には夫もいてくれるし、私が家を空ける時間は14時間ほど。それでもココとハンターのことが心配で心配でたまりません。
先日、「ドデスカ!」に出演した日の午後、大阪の読売テレビ(日本テレビ系)で生放送している「情報ライブ ミヤネ屋」に出演するというスケジュールに……。頼りの夫も、その日は泊まりで外出するということになり、久しぶりにココとハンターを動物病院に預けることになりました。
いや、ハンターにとって“お泊まり”は初体験です。まぁ考えてみれば、保護犬のハンターはこれまで色々なところに“お泊まり”してきたワケです。もしかしたら、いま、うちに居ることも“お泊まり”感覚なのかもしれないなぁ……などと思いつつ、これまたかなり心配な気持ちを抱えながら、動物病院につれて行きました。
この病院は、ピンに悪性リンパ腫があることがわかってから旅立つまでの1年2カ月ほど、何度も何度も通った場所。ピンを治すためにあらゆる治療を施してくださった獣医師さんや動物看護師さんへの大きな感謝の気持ちがある半面、つらいことを思い出してしまう場所でもあります。
ピンと病院に通っていた頃、待合室にあるテレビモニターに、イラストと共にこんな文言が映っていたことがあります。記憶が正確ではありませんが、「治療が長引くと、経済的にも精神的にも飼い主さんは大変ですね。でも、ペットを亡くした方からは、『たとえ病気だったとしても、ペットと一緒に暮らしたかった』というお声が聞かれます」というものでした。
当時は深く理解できませんでしたが、いまはよくわかります。ピンもつらかっただろうし私もつらかった。でも、病院の待合室ではあったけれど、あれだけ長くピンを抱っこしながら一緒にいられた時間というのも、ほかにはありませんでしたから……。
ごめんなさい。ピンの話になると、どうしてもセンチになってしまいます。
で、ココとハンターですが、私の心配をよそに、病院ではとてもいい子にしてくれていたそうです。
しかも、血液検査をした結果、「ココちゃんも、ハンターくんも、悪いところは一つもありませんでしたよ」と、獣医師さんのお墨付きをいただきました。
ココは今年8月、ピンに悪性リンパ腫がわかった年齢になります。だからとても心配していたのですが、見事な健康体でした。本当にホッとしました。
そして、初のお泊まりで、私と初めて24時間以上、離れていても「落ち着いていたし、いい子だった」というハンター。私が迎えに行ったときも、大喜びするでもなく、わりとアッサリしていて、思わず写真を撮ってしまいました(苦笑)。
夫からは「心配しすぎ!」と笑われてしまいましたが、“子離れ”できる日が来るとは全く思えません……。
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