シェパード10匹、警察犬審査に挑戦 島根県警
民間で飼われている犬を県警が嘱託警察犬に選ぶための審査会が島根県出雲市斐川町原鹿の斐伊川堤防であり、3~12歳のシェパード10匹が対象者を追い続ける能力などの審査を受けた。
県警が飼っている直轄犬に対し、嘱託犬は普段、県内各地の訓練所などで飼育され、事件や行方不明事案があった時に県警の要請で出動する。任期は1年で、活動するには毎年審査に合格する必要があるという。
審査会では行方不明者や逃走した犯人をにおいで捜す「足跡追及」に6匹、遺留物のにおいから持ち主を特定する「臭気選別」に4匹が参加。雨の中で草むらをかき分けて対象の足取りを追ったり、複数のガーゼから特定のにおいを嗅ぎ分けたりした。
県警鑑識課によると、県内では昨年、直轄犬2匹と嘱託犬5匹が延べ86回出動。うち18回は嘱託犬が、認知症の人ら行方不明者の捜索に当たった。直轄犬は普段松江市内の警察施設にいる。倉橋恒夫課長は「県西部など直轄犬の派遣に時間がかかる地域では、嘱託犬が特に活躍している」と話した。
基準に合格した新たな嘱託犬と指導士は今月中に決まる。任期は6月1日から1年間。
(富岡万葉)
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