気弱だった保護犬が少しずつ変化 進歩知る喜び

お散歩に出ても口を閉じているハンター
お散歩に出ても口を閉じているハンター

 保護犬のハンターが我が家にやってきて1年4カ月が経とうとしています。

 リビングの外周をかなりのスピードで周り続けることをしなくなったり、弱々しい声から立派な鳴き声に変わったり。尻尾が下がってしまう瞬間が全くといっていいほどなくなったことなど、“うれしい変化”がどんどん増えていくなか、唯一、変わらなかったのが、お散歩中の様子でした。

 お散歩に行きたがらないワケではないのです。「お散歩」という言葉もずいぶん前からわかるようになり、甲高い声をあげたり、長い尻尾をビュンビュン振って喜んだりもするのです。

 でも、いざ外に連れて出ると、口を開けてハァハァ大きな息をするのです。さらに、「もう出てないよ」と言っているのに何度もしゃがみ続けるココに反し、ハンターはこれまでのお散歩でオシッコを2回しかしていません(ウンチは6回)。明らかに、外ではまだ緊張をしているのです。

 建設中のマンションから出る、ちょっとした音にも飛び上がって反応するし、お散歩中のヨソの犬をどこまででも追おうとするココに対し、ハンターは私のかげに隠れて固まってしまいます。

 実はピンにもそういうところがあったので、慣れではなく、性格が関係しているのかもしれないとも思いますが、ハンターが“保護犬”だということで、どうしても心配が募ってしまっていたのです。

 そんなある日、また夫とココとハンターと私でお散歩に出ると、夫が「ねぇ、見て! ハンちゃんが口を閉じてる!」と驚きの声をあげるではありませんか。

 見ると本当にハンターが口を閉じていました。外では初めてのことでした。もちろん、また記念に写真を撮りました(笑)。

 こうした少しずつの“進歩”が本当にいとおしく、ハンターを迎えて本当に良かったと思える瞬間です。

 そしていつも思うのは、私たちにハンターを会わせてくれるために尽力してくださった愛護団体さん、預かりボランティアさん、保健所の皆さん、そして路上でハンターを見つけ、保護してくださった方への感謝です。

 保護犬との暮らしは、充実しています。どうか“次の犬”を検討されている皆様。選択肢に保護犬を加えてください。

山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。「踊る!さんま御殿!!」「ノンストップ!」などを構成。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

sippoのおすすめ企画

sippoの投稿企画リニューアル! あなたとペットのストーリー教えてください

「sippoストーリー」は、みなさまの投稿でつくるコーナーです。飼い主さんだけが知っている、ペットとのとっておきのストーリーを、かわいい写真とともにご紹介します!

この特集について
山田美保子の育犬日記
人気放送作家の山田美保子さんが愛犬たちとの日々をつづるブログ。ペット愛好家セレブの御用達グッズなど、芸能界の話題も。
Follow Us!
編集部のイチオシ記事を、毎週金曜日に
LINE公式アカウントとメルマガでお届けします。


動物病院検索

全国に約9300ある動物病院の基礎データに加え、sippoの独自調査で回答があった約1400病院の診療実績、料金など詳細なデータを無料で検索・閲覧できます。