モデル・SHEILAさん「犬も愛情をかければ伝わる」
子どもの時からずっと犬を飼いたかったのですが、親が許してくれなくて。今の夫とつきあい始めた頃のクリスマスに、「欲しいものは?」と聞かれて、すぐに「犬」って答えたんです。14年前、生後間もない「LOVE」が家にやってきました。
見た目は熊の赤ちゃんみたい。でも親から早めに離されたのか、ビクビクして震えてばかり。性格なんでしょうね。私と夫以外の人を怖がって、大きくなっても身内にしかなつかない。すぐに吠(ほ)えたり咬(か)んだりしちゃうんです。2匹目を、って探してからもLOVEとの相性を考えるとなかなか。ところが7年後に、見た瞬間「あっ、この子だ」という犬と出会った。それが「ヴル」です。
ヴルは最初からおなかをベローンと出して寝るぐらい人なつっこい。2匹は一定の距離を保ちながらも、うまくやっています。
我が家にも長女と長男が誕生し、今は4人の子どもがいるみたい。ペットを飼うって子育てにもつながるねって友達と話すのですが、愛情をかければちゃんと伝わる。こちらのこともよく見ていて空気もすごく読みますしね。
4歳と2歳の子どもたちは、動物と接することで思いやる気持ちが育つ。今思えば私自身、LOVEをしつけようとして犬のストレスになっていることに気づき、「じゃあ好きにしていいよ」って向き合うようにしたらLOVEの方が察してくれるようになった。育児と同じだなって思います。
そのLOVEも14歳になってだいぶ性格が丸くなりました。世話のため夫とは十数年一緒に旅行できていないけど、春には4人と2匹の家族で旅行したいです。
(文・中島秀憲)
1973年生まれ。モデル。父は日本人、母はキューバ人。「怒らない=O」「気をそらす=K」育児法の本「ママが変わる! SHEILAのOK育児でノンストレス」が発売中。
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