川島なお美さんを偲ぶ 迫力すら感じた動物愛護への思い
川島なお美さんのご葬儀に参列してきました。若々しく、美しすぎる遺影を前に、悲しみよりも、信じられないという思いのなか、祭壇に、なお美さんが溺愛していたミニチュアダックスフントの「シナちゃん」ことシナモンちゃん(今年1月永眠)のぬいぐるみがいるのを見つけました。
あぁ、なお美さんは「虹の橋」のたもとで待っていてくれるシナモンちゃんと再会できるんだ……。それだけは良かったと思うと共に、出棺の際、なお美さんの棺に向かって、すべてをわかっているような表情の「ココちゃん」ことココナツちゃんに涙が出て止まりませんでした。
芸能界でもいちばんと言えるほど愛犬家のなお美さんがシナモンちゃんを飼い始めたときと、私がピン(昨年8月永眠)を飼い始めた時期はほぼ一緒でした。
なので、なお美さんとはよく〝ママ友〟談議に花が咲きました。ココナツちゃんが生まれる前、なお美さんは知人にエコー写真を見せてまわっていたし、自ら腹帯を巻いて安産を祈っていらしたのも、ほほ笑ましい思い出です。
なお美さんも私も、いつも書かせていただいている「エンジン01文化戦略会議」(幹事長・林真理子さん)の動物愛護委員会のメンバーで、昨年は川崎市主催の動物愛護フェアでミニトークショーを行ったり、募金活動をしたりしました。
今年3月には富山県で行われたオープンカレッジにもご一緒し、なお美さんはそこでも、率先して環境省に提出する署名集めのために立ってくださいました。
皆さんご存じのとおり、本当に華やかでチャーミングな方なので、なお美さんが立ってくださるだけで、たくさんの方が集まり、呼びかけに賛同してくださいました。
いま思えば、そうしたときも、なお美さんは病と闘っていたことになります。しかし、そんなことは一切、お話しにならず、元気いっぱいにボランティア活動をなさっていたので、私は何度か隣に立たせていただいていたのに、彼女の病状を想像することさえできませんでした。
動物愛護委員会のランチミーティングでも、やや食は細っていらしたものの、きれいに召し上がっていらしたし、今年11月、宮崎県延岡市で行われる予定のオープンカレッジで動物愛護委員会が何をすべきかという議題にも、積極的に意見を出していらっしゃったのです。
ひとつ、とても残念なことがあります。それは、川島なお美さんがお仕事先で個人的に集めてくださった800人近い署名の大半に不備があったことです。住所の欄に都道府県から書かなければ無効になってしまうのだそうです。
こうした活動でもおわかりいただけるように、なお美さんは動物愛護活動に本当に真剣に関わっていらっしゃいました。女優さんが片手間にやっているのではないという迫力が、なお美さんの活動からは見てとれました。
命が燃え尽きるギリギリまで動物愛護活動に熱心だった川島なお美さんのご遺志は、必ず私たち、動物愛護委員会が受け継ぎます。なお美さんがなさっていた署名活動に協力くださった皆様。もしも、また機会がありましたら、是非、よろしくお願いいたします。
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