芸能界で犬といえば…あの捜査官 同級生の名取裕子さんの話

 現在オンエア中の「最強のふたり~京都府警 特別捜査班~」(テレビ朝日系)に橋爪功さんとW主演しているのが名取裕子さん。

 実は名取さんと私は、青山学院大学文学部日本文学科で隣のクラスだった〝同級生〟なんです。日文は、2クラスしかない小さな学科だったので、授業もたくさん一緒に受けました。

 名取さんは広告研究会というサークルに入ったとき、「1年の女子は全員出るように」と先輩から強制的に出場させられた校内でのイベント、「ミス・サラダガール・コンテスト」で準ミスに(グランプリは古手川祐子さん)。その後、女優デビューをしたので、なかなか出席できない授業で名取さんの代返を私がしていたという仲なのです。

 バレるでしょうって? ええ、毎回バレていたと思います。でも、当時の在校生で〝有名人〟は、サザンオールスターズの桑田佳祐さんぐらいしかいなかったせいか、教授たちも「教え子が名取裕子だ」というのは大きな自慢だったみたい。それで見逃してくれていたのだと思います。

 あ、名取さんの名誉のために言っておきますが、私のような下からのエスカレーターと違って、県立高校から大学受験をして入ってきた名取さんは、卒業まで、とても優秀な学生さんでした。

 思い出話はこのへんにして……。芸能界では「犬と言えばナトリ」と言われているのをご存じでしょうか。子どもの頃から捨て犬を拾ってきては育てていたという、曰く「〝素地〟があった」という名取さん。30代でブリーダーとなり、ミニチュアダックスの「部長」ことブブちゃんと、「次長」ことジジちゃんがチャンピオン犬にまでなったことは、当時、週刊誌などで度々取りざたされていました。

 その中に、「どうして名取裕子の犬ばかりが」とバッシング記事もあったせいか、その後は、積極的に犬の話をしなくなったように私には見えていました。

 でも、映画「クイール」のときは、まさに「犬と言えばナトリだから」と、崔洋一監督が名取さんにオファー。キャストとしてだけではなく、クイール役のわんちゃんにカメラ目線になるようにとか、ちょっとした演技をしてもらったりとかをフレームの外から〝指導〟していたのが名取さんだったといいます。

 そんな名取さんからは、ピンの生前、犬関連のグッズをプレゼントしてもらったり、亡くなったと知らせたときにはお悔やみのメールをもらったりしていました。

 そして先日、某紙で対談の仕事をさせていただきました。

「最強のふたり~」もそうですが、人気シリーズの「京都地検の女」(テレビ朝日系)なども、撮影に入れば、名取さんはずっと京都在住になります。

「そんなとき、わんちゃんたちは、どうしているの?」(注・ジジちゃんは旅立ち、いまは、死のふちから何度も生還しているブブちゃんと、ブリーダーさんのところに〝残っていた〟身体のとても弱いココちゃんが名取さんの愛犬)と聞いたところ、「前は撮影所の近所にいる方が面倒をみてくださっていた」とのこと。明るくて優しい人柄の名取さんは、カメラさんや照明さんなど、撮影所のスタッフさんに愛されていることでも業界では有名ですが、なんと、わんちゃんの面倒まで見てくれている方がいらっしゃるとは。さすがだなぁと思いました。

 でもいまは、ずっと病気で、食事を1日6回に分けて食べさせたり、お薬のこともあったりするブブちゃんにだけ、専任でお世話してくださる方がいらっしゃるのだとか。そんなブブちゃんと見てくれている方のために、アパートも借りているのだそうです。

 撮影に入れば、3カ月とか4カ月とか京都に行きっぱなしとは言え、最高の環境でわんちゃんに愛情を注いでいる名取さん。「飼い遂げる」という〝お手本〟も見せてもらいました。(つづく)

山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。「踊る!さんま御殿!!」「ノンストップ!」などを構成。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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