コロナ禍で活躍のセラピー犬に名誉学位 その名は「Dogtor」
米国のメリーランド大学でこのほど、人々を献身的に支えたセラピー犬と介助犬に、名誉学位を授与する催しがあった。称号の名前は、「Doctorate(博士号)」ならぬ、「Dogtorate」。コロナ禍で活躍した犬など3頭と、飼い主が表彰された。
大学の発表によると、授与式は今月13日に行われた。表彰された犬の1頭で、ロットワイラーという犬種の5歳の「ロキ」は、コロナ禍で画面越しに人々を癒やす「バーチャルセラピー」で活躍。「Dogtor ロキ」の愛称で親しまれていた。また、医療従事者が必要としていた物資を購入するために、10万ドル(約1420万円)以上の寄付を飼い主と集めたとして、たたえられた。
飼い主の卒業生キャロライン・ベンゼルさんは、「(犬は人間よりも成長が速いので)ロキのメディカルスクールでの1年間は、人間にとっての7年間に相当する。だから、ロキも博士号をもらうべきだろう」と語った。
ベンゼルさんは、ロキの印象的なエピソードも説明。死期が迫っている母親に寄り添う女性を癒やすために、ロキが女性のひざの上に6時間いたことがあったという。
大学病院の担当者は、「コロナ禍は誰にとってもストレスが多かった。ベンゼルさんがセラピー犬のプログラムを構築し、人々の間に温かくフレンドリーな関係を築いてくれた」と述べた。(加藤あず佐)=朝日新聞デジタル2023年06月20日掲載+09:00>
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