犬、猫、ウサギのペットショップでの販売禁止に 米ニューヨーク州
米ニューヨーク州のホークル知事は15日、州内にあるペットショップで犬や猫、ウサギの販売を禁止する法案に署名した。2024年12月から施行される。
十分な食事を与えなかったり、獣医師からの医療を受けさせなかったりして虐待を続けているブリーダー(繁殖業者)や、工場のように子犬を大量に繁殖させる「パピーミル」からの動物の売買を防ぐことを目的としている。
米国の動物虐待防止協会(ASPCA)が7月に公表した報告書によると、ニューヨーク州は全米で最も多くペットショップで子犬が売られている州の一つだという。ただ、その子犬は他の州から購入していることが多い。18年から21年では、同州で売られていた子犬の約43%がミズーリ州からトラックで運ばれ、アイオワ州、カンザス州が続いていたという。
さらに、ニューヨーク州にあるペットショップの約78%が、正規のブリーダーではなく、仲買人から子犬を買っていた。(ニューヨーク=遠田寛生)=朝日新聞デジタル2022年12月16日掲載+09:00>
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