保護犬猫418匹が参加、国内最大級の譲渡会が終了 「出会いの場に感謝」
保護された犬や猫と新しい飼い主を結ぶ「パナソニック保護犬猫譲渡会」が4月29、30日、パナソニックセンター東京で開かれ、4200人以上が来場しました。この譲渡会はパナソニックが主催し、日本最大級の418匹の犬猫が参加、280件の譲渡希望の申し込みがありました。
幸せになった元保護犬猫たちの姿を紹介
sippoは会場内で、写真展「みんなイヌみんなネコ」を開催。SNSで人気の元保護犬・元保護猫や、著名人に新しい家族として迎えられた元保護犬・元保護猫たちなど約140匹の幸せな姿を、飼い主のメッセージとともに紹介しました。
写真展は通算5回目。元保護犬や元保護猫を迎えた飼い主の愛情あふれるメッセージや、犬や猫の幸せそうな写真に、来場者たちは目を細めて見入っていました。
譲渡会で犬たちも落ち着いた表情
譲渡会の会場では、犬や猫を家族に迎えたい人たちが、保護団体のスタッフから熱心に、譲渡までの説明を聞いていました。
参加した保護団体からは、「来場者のみなさんは、犬を驚かせないよう静かに見学し、熱心にスタッフに質問してくださいました。最初は緊張していた犬たちも落ち着いて、それぞれの表情を見せてくれました」「ご縁のなかった子に出会いの場を提供してくださって、感謝です」といった感想が寄せられました。
「笑顔で一緒に暮らせたら」
この譲渡会をきっかけに、NPO法人「アルマ」が保護していたミックス犬のオス「暖君」の正式譲渡が、東京都のあるご家族に決まりました。
譲渡会では、何匹もの保護犬がいる中、男性スタッフの足下にうずくまっていた暖君。そんな姿が気になったご家族は後日、アルマのオープンシェルターを訪問し、暖君とのお散歩を体験しました。
「人見知りで、オヤツを差し出しても食べず、震えておびえたまま。しかし、そんな姿にも心を引かれ、この子が笑顔で一緒に暮らせたらと想像するだけでうれしくなりました」。
二度目のお散歩体験をへて、トライアルへ進みました。準備不足に不安を感じる場面もあったそうですが、アルマがドッグフードやおやつ、くつろげるクッションを届けるなど、たくさんの物資でサポートしました。
今では、暖君のしぐさや表情すべてがいとおしく、家族全員が暖君に幸せをもらっているといいます。「暖君を助け出してくれたアルマさんにも、出会いのきっかけとなった譲渡会にも、暖君に関わった全ての方々に感謝をする日々です」と話しています。
来場者アンケートでは「譲渡会に初めて参加した」という人が6割にのぼりました。また「スタッフの方に質問に答えていただき、熱意を感じました」「早く新しい家族に巡り合ってほしい」などの声があがりました。
会場で実施された募金や、「A-port」での募金も合わせ、保護犬・保護猫支援のために955,404円が集まりました。
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