店長見習い中の猫「のぶにゃが」 地域の人やお客さんに愛される「入船のプリンス」

 八丁堀駅から徒歩4分ほどで、店長(見習い)の「のぶにゃが君」(5歳♂)がいる雑貨店「庫-kho-」へ。

 プロモーションの企画やデザインなどを手掛けるAABインク社の一角に設けられた雑貨店には、ベトナムをはじめとする各国の雑貨や文房具などが並び、愛くるしいのぶにゃが君も違和感なく美しいディスプレイになじんでいます。

キジ猫「のぶにゃが」
奥本さんとのぶにゃが君

 もともとスタッフの一人がのぶにゃが君に一目惚れしたものの飼える環境になく、あきらめきれずにオフィスで飼うことを提案したところすんなりと受け入れられ、今ではすっかり社内と近所の人気者になり、「入船のプリンス」と呼ばれているとか。

 代表の奥本さんは「のぶにゃがが店長(見習い)なのは、気分次第でお客様をお出迎えしたりしなかったりするのと、たまにお店の商品を落とすこともあるからです」と笑います。

 オフィスでたくさんの人に囲まれて暮らしてきたのぶにゃが君は、人見知りもせず社交的で、無視されることが大嫌い。

「スタッフが忙しくてバタバタしていると、必ず一番忙しそうな人の所に行ってはジャマをしますね。パソコンの前に陣取って鳴いたり、作業中の所をわざわざ通ったりする常習犯です」とスタッフの中野さんが教えてくれました。

キジ猫「のぶにゃが」
おやつガムを見ると目つきがキラリ

 生後数カ月でやってきた時はスタッフが交代でのぶにゃが君の面倒をみて、育児ノートもつけていたとか。

「当時猫と暮らしたことのあるスタッフは一人だけで、みんなで必死に子育てしました」と語る奥本さん。

 のぶにゃが君のおかげで地域の人々との交流も広がり、遠方からのお客様も来てくださるようになったとか。さすが「入船のプリンス」はただ者ではないのです。

(取材・平野敦子)

庫-kho-
・住所:東京都中央区入船1-6-3
・TEL:03-6280-3873
・営業時間:11:00~19:00
・定休日/土日曜・祝日
・Facebook:@kho.shop
・Instagram:nobunyaga2016

【感連記事】常連さんにはニャーニャー甘えてスリスリ みんなを笑顔にする青果店の4代目看板猫

辰巳出版が隔月で発行している猫専門誌です。猫愛にあふれる企画や記事の質に定評があります。

sippoのおすすめ企画

【出展受付中】sippo EXPO 2025

9/26-28@東京ビッグサイトで開催!ほかでは出会えない1万人のペット関心層が来場

この連載について
from猫びより
猫専門誌「猫びより」(辰巳出版)から提供された記事を集めた連載です。専門誌ならでは記事や写真が楽しめます。
Follow Us!
犬や猫との暮らしに役立つ情報をお届けします。