留守中も犬や猫を見守れるペットカメラ 首振り機能と行動ログが技ありだった!
寒さが厳しいこの季節、留守中のペットの様子が気になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。今回は、ペットカメラ難民だった筆者を救った、パナソニックの「HDペットカメラ KX-HDN215」をリアルレビュー。かゆいところに手が届く、技あり機能の数々をご紹介します。
そもそもペットカメラって必要?
「長時間留守にすることはないし……」「留守中はずっと寝ていそう」など、これまでペットカメラの必要性を感じてこなかった方も多いはず。まずは、ペットカメラを導入するメリットから解説します。
“もしも”に備えて 急なトラブルにも対応できる
人間と同様、ペットも急な体調変化や思わぬ事故に見舞われることも……。場合によってはすぐに処置が必要になるケースも多いので注意が必要です。ペットカメラで留守中もこまめに様子をチェックしていれば、そんな“もしもの事態”にも備えられ、ペットのささいな変化にもスピーディーに対応できます。
飼い主不在の寂しさを紛らわすことができる
ペットカメラのなかには音声での通話機能を搭載しているモデルも多く、留守中であっても聞き慣れた声を室内に流すことができます。飼い主が大好きな犬猫にとって、お留守番の時間はとても寂しいもの。少しでも安心感を与えるために、留守中にもペットカメラを通じてコミュニケーションの時間をとってあげましょう。
なにより飼い主が癒やされる!
ペットカメラの大きな魅力のひとつが、離れているときにも大切なペットの姿を見られること。ひとり遊びに夢中な様子やごはんを食べる姿、リラックスしている寝顔など、愛らしい姿をスマホからチェックできます。仕事の休憩時間が、癒やしタイムになること間違いなし。
ペットカメラ、使ってみたらここが良かった!
愛猫ミルク(雌・1歳)と暮らし始めて約1年。留守中の様子をモニタリングするため、お迎えしてすぐにペットカメラを導入した筆者。しかし、「音割れがひどい」「大きすぎてジャマ」など、さまざまな理由から“これ!”というアイテムに出会えていませんでした。
そんなペットカメラ難民を救ってくれたのが、昨年8月に発売されたPanasonic「HDペットカメラ KX-HDN215(以下HDペットカメラ)」です。
超コンパクト!手のひらサイズで軽い
「HDペットカメラ」の魅力はとにかくコンパクト&軽量なこと。これまで使用してきたペットカメラの半分以下のサイズ感で、女性の手のひらにもすっぽり収まります。シックに統一されたブラックの本体は、デザイン性も抜群。インテリアともマッチするので、ノンストレスです。
首振り機能であらゆる姿をキャッチ!
これまで使用してきたペットカメラは、カメラの正面のみを映すものでした。せっかく導入してもほとんどカメラの前に現れることはなく、いつ見ても「どこにいるの?」状態に……。
左右360度&上下90度の首振り機能が備わっている「HDペットカメラ」であれば、そんな心配はご無用! 部屋全体を見渡せる場所に設置しておけば、ペットの様子を動作検知センサーと赤外線センサーが検知して、自動的にカメラを動かしてくれます。かなりささいな動きもキャッチしてくれるので、ペットの姿を見失いません。
行動ログで愛するペットの健康を守る!
「HDペットカメラ」の優れた機能のひとつが、精密な行動ログ。専用アプリで特定の位置を登録しておくと、ペットがその範囲にいる様子を自動で記録してくれます。
食事場所やトイレ、水飲み場を登録しておくと、ペットの健康を可視化するうえで重要となる「水分摂取量」や「食事、排泄の回数の変化」などもしっかり記録。ログの回数を日別に最大7日分記録できるので、1週間を通しての比較も可能です。
リアルレビュー! 愛猫の様子にメロメロ
では、実際に「HDペットカメラ」を使ってペットの様子をモニタリングしてみましょう。さっそく興味を示して、近づいていきます。
動きを自動検知して左右に首を振るカメラに反応し、猫パンチを繰り出すミルク。強めの力で押していましたが、「HDペットカメラ」はビクともしません。
その秘密は、本体底に特殊な吸盤を搭載した「転倒防止構造」。垂直に力を加えるとスムーズに持ち上がりますが、ペットによる横方向からの力には吸盤の吸着力が働くため動きづらくなっています。カメラの転倒による思わぬ事故やケガを防げるので安心ですね。
最初はカメラの周りをウロウロしていましたが、慣れてくると気にならないように。動作音はほとんど聞こえないレベルなので、ペットのストレスになることもなさそうです。
カメラ機能や各種性能に関しては“満点レベル”ですが、唯一気になる点は専用アプリのカメラの位置操作がややスムーズでないこと……。特に宅外で使用した場合には接続エラーになってしまうことも多く、若干の不便さを感じてしまいました。定期的なアップデートも行われているので、この点においては今後の改善に期待です。
ペットテック市場が年々拡大するなかで、各メーカーからさまざまなペットカメラが登場しています。せっかく導入するのであれば、広範囲をきれいに映せるモデルを選んで、留守中のペットの様子を見守っていきましょう。愛する犬猫の健康をサポートし、飼い主の心を癒やしてくれるペットカメラ。ぜひ検討してみてくださいね。
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