「コギ友」広がるうれしいツール　楽しめて癒やされる投稿系コーギーマガジン発売

　短めの足とまるっこい体が特徴のウェルシュ・コーギー（通称コーギー）。ＳＮＳでの投稿がメインのコーギー・マガジン『コギまる』（辰巳出版）が発売されました。アーモンドのような瞳、輝く笑顔、モフモフのお尻……ついほほ笑んでしまう写真や役立つ情報、特集などが満載。発売の背景や魅力について、辰巳出版の担当編集者に聞きました。

（末尾に写真特集があります）

コーギー好きな人が楽しめる一冊

――ページをめくると無条件に癒やされてしまいそうな『コギまる』。なぜタイトルに“まる”が？

「このムックの誕生は、2002年から刊行している猫の投稿誌『ネコまる』（2013年Vol.25以降、日本出版社より移籍）を参考にした、柴犬オンリーの投稿誌『シバマル』（2018年10月発売）がきっかけです。テーマごとの写真募集をさせていただき、まとめています」

――コーギーは長く愛されている犬種で、ファンも多そうです。

「定期誌ドッグシリーズ『コーギースタイル』は、20年続いている日本犬専門誌『Shi-Ba（シーバ）』に次ぐ、18年の長寿媒体です。今回、その雑誌１回の掲載以上にたくさんのコーギーを掲載することができました。

　特殊な体形、コーギースマイルと呼ばれる愛らしい笑顔、活発な性格の彼らと暮らす飼い主さんもまたとてもアクティブで積極的な方が多い印象があります。そのため、こういった投稿キャンペーンなどもお友達を巻き込んで楽しんでいただけるのではないかと思いました。コーギーと暮らしていない方でも、その犬種が大好きな方なら誰でも楽しめて、癒やされると思います」

寄せられた投稿は3000件以上

―――制作過程で大変だったことは？

「写真の募集期間は約1カ月でしたが、Instagram、Twitterと合わせて3000件以上の投稿がありました。＃コーギー、#コーギースタイルというネームバリューで多くの方の目に留めていただけたようです。

すべての投稿に目を通すというのがとにかく大変な作業で（笑）。ただ、コーギー好きの編集部としては、これほどたくさんのコーギーを見ることができて、文字通り“うれしい悲鳴”でした」

――あるあるポーズ、飼い主が知るべき知識、歴史や遊び、旅行の心得、コーギーの作家の方の絵など盛りだくさんの内容ですが、投稿写真は何枚くらい載っているのでしょうか。

「一番ページ数を割いているのは冒頭の『コギ変化』というあるあるポーズやシーンの特集ですが、このコーナーだけでも248枚掲載。すべての投稿写真は500枚強になると思います」

――SNSとマガジンを連動させる楽しみは、どんなところでしょう。

「今回、特に反響で多かったのは「『友達がたくさん載ってた』『〇〇ちゃんもいたね！』など“コギ友達間”での盛り上がりです。

　もともとオフ会なども盛んでコミュニケーションも密に取る方が多いのでそれがSNS上で行われたイメージでしょうね。誌面ではアカウント名も掲載しているので、気になった子の投稿をのぞいてみるのも楽しいと思います。

　そこでつながったお友達と、愛犬の話をするもよし、おすすめのスポット・商品の話をするもよしという感じで、近所にコーギーがいないという方々にはうれしいツールだと思います」

「今年は、コロナの影響でお出かけができず、コギ友達にもなかなか会うことができず……寂しい2020年だったかもしれません。でも誌面を通してたくさんの情報を今後もお届けできればと考えています。コーギーの前脚にスポットを当てたフォトブックがシリーズ第２弾として発売中ですし、10月にはコーギースタイル最新版も出るので楽しんでください。来年も、“コギ祭り”を予定しています」

「コギまる」

発行：辰巳出版　
定価：1000円＋税
96ページ