抜け毛に飛び散る猫砂……猫の飼い主が抱える掃除の悩み、解決方法ここにあり!
掃除してもしても……どこからともなく湧いて出る毛玉やほこり。猫を飼っている方の多くが頭を悩ませていることと思います。
そんな悩みを抱える、ペットがいるご家庭にぴったり!と噂のパナソニックのスティック掃除機「パワーコードレスMC-SBU840K」(以下「パワーコードレス」)。ストリート出身の猫「ぐっぴー」の飼い主が本気で使ってみて、その使い勝手をリアルにレビューします。
猫と飼い主の、掃除にまつわるリアルな悩み
わが家のぐっぴーは比較的短毛の猫ですが、まぁ抜け毛がひどいんです。なでただけでごっそり毛が抜けます。気が付くと、毛とほこりの合わさった綿ぼこりのようなものが、部屋の中を元気に飛び回っています。
そしてもっと困っているのが、飛び散ったトイレの砂です。飛び散りにくいと言われるシリカゲルタイプの砂を使用していますが、逆に砂粒が大きい分、うっかり素足で踏んでしまうと声が出るくらい痛いし、踏んで粉々になった砂は足につくと払いきれず、家中に散らばっていきます。
一方、マメに掃除ができない理由が…
そんな悩みも、マメに掃除すればいいだけの話なのですが……ぐっぴーは大きい音が苦手で掃除機が怖いのか、掃除機に攻撃してくるので、頻繁に掃除機をかけることがストレスになりかねないと考えています。
また、今使っている掃除機では、我が家の大きなトイレの砂は吸うことができないので、掃除機、ほうき、粘着テープと、1回の掃除で何度も手間がかかる上、掃除機のヘッド部分に抜け毛がからまり、掃除をするごとに掃除機自体を掃除しなければいけません。
働き盛りのサラリーマンの私には頻繁にそこまでの手間と時間をかけて掃除することは難しいという時間的制約もあります。
結果、マメな掃除ができずにいましたが、我々人間よりも床に近いところで生活しているぐっぴー、目に抜け毛やほこりが入って目をかいてしまうことも。
また、細かくなった砂が肉球や毛に付着し、舐めたり食べたりしてしまう危険性もありました。
獣医師に聞く! 猫と抜け毛の話
抜け毛はやほこりは、猫の健康に影響を与えるのでしょうか。
獣医師の白井活光先生によると、床に落ちた猫の抜け毛にはダニや花粉などのアレルゲンが付着しており、猫によっては、目のかゆみにより搔いてしまったり、免疫反応により炎症が起きることで、結膜炎や角膜炎を引き起こしたりする可能性があるそうです。
また、抜け毛に限らず、猫砂の種類によってはアレルギー反応を引き起こすことがあり、ぜんそくを発症することもあるのだとか。
「そのような健康被害を避けるためには、抜け毛などのホコリを放置せず、こまめに掃除をすることが大切です。床だけでなく、毛やハウスダストが付着しやすい布製のクッションやソファ、ベッドなども週に一度は掃除機をかけるとよいでしょう。毛の飛散を防ぐために加湿器や空気清浄機を使用することもおすすめです」と白井先生。
ちゃんと掃除をしないことはぐっぴーの、猫の健康に直結する問題であり、ぐっぴーのためにもきちんとマメに掃除する必要があると感じました。
「パワーコードレス」で悩みが解消されるか検証
さて、前置きが長くなりましたが、いよいよ「パワーコードレス」を導入です。これを機にマメに掃除ができるようになるのか? そしてぐっぴーを悩ます抜け毛問題は解決できるのか? 僭越ながら、私の悩みごとが解消できるか、検証してみました。
悩み検証① ぐっぴーへのストレス
スイッチを入れるとなかなかの音がして、正直ちょっと不安でしたが……。
普段、ぐっぴーは掃除機をかけ始めるとすぐに掃除機に猫パンチをしてきますが……あれ? 「パワーコードレス」には闘いに来ず、ただ遠くから見ていました。
攻撃するのと逃げるのでは、どちらがストレスを感じている行動かはわかりませんが、少なくとも掃除機から遠いところであれば音もさほど気にならず、ストレスが軽減するのでは?と好感触スタートです!
悩み検証② 掃除の二度手間
できれば掃除機だけで掃除を終わらせて、掃き掃除の手間を省きたい……! ということで、次に、トイレまわりに飛び散った猫砂を吸ってくれるか、検証しました。
ぐっぴーがトイレから出た後の状態がこちら。なかなかの量の猫砂が飛び散っています。
いつもであればミニほうきで掃いてから掃除機をかけるのですが、今回は「パワーコードレス」でいきなり吸ってみました。
なかには1cm程度の大きな砂もあったのに……スティックタイプとは思えない、驚愕の吸引力! 本当にビックリ! 砂を粉々に破壊することもなく丸ごと吸ってくれたようで、床には砂の破片1つ残っていませんでした。これはめちゃくちゃ助かります! かなり感動しました。
悩み検証③ 掃除機の掃除
掃除のたびにやっていた掃除機のヘッド部分のブラシの掃除。これが本当に嫌でしたが、「パワーコードレス」に新搭載された「からまないブラシ」ならお手入れが楽になる、というのがポイントのようなので、期待値高めでまずは10日間、ヘッド部分の掃除をせず使用を続けてみました。
10日目、恐る恐るヘッドをひっくり返してみると……。
ぐっぴーの抜け毛が多少付いていますが、髪の毛1本も絡まっていません! ローラーもかなり綺麗な状態でした。これなら「ちょっと掃除しよう」という気持ちにもなれます。噂通りの機能でした!
※99%以上からみつかないことをパナソニックの基準において検証済みですが、数値はあくまでも目安であり使用方法等によって異なります。
その他、「パワーコードレス」のここがよかった!
実際に使ってみて、「あ、これ助かるわ!」という、かゆいところに手が届く機能は、ほかにもありました。
「パワーコードレス」には、4つものアタッチメントがついています。私はずぼらな人間なので、アタッチメントを付けることすら面倒なのですが、これは面倒でも使いたい!と思えるものがありました。
「ペタすき間ノズル」です。掃除しても掃除しても湧いて出てくる毛玉は、掃除ができないソファの下から出てきているのでは?という疑惑があったのですが、ローソファーが低すぎて1回も掃除したことがありませんでした。
でも、この「ペタすき間ノズル」ならもしかして……と思いながら使ってみたところ……。
なんと、この6cmのすき間に入ってしまいました! 大変優秀なこのアタッチメント、ぜひ継続的に使いたいです。
正直、気になったこともありました
今回は「リアルなレビューを書いてください」と言われておりますので、気になったところもご紹介します。
長時間使用はちょっと腕が疲れるかも
ハイパワーな吸引力があるだけに、本体の重さはやや重めかなと感じました。通常の使用や、“サッと”使いの際はそこまで重く感じませんでしたが、長時間の使用や、隙間や細かい部分の掃除の際は、若干腕が疲れました。女性には、もう少し軽いシリーズがあったら嬉しいところです。
小回りにやや難が……?
重さがある分、やや小回りも効きにくいと感じました。少し狭いけど「すき間用ノズル」に変えるほどではないスペースでは、ヘッド(親ノズル)の角度を変えながら掃除しましたが、重くてスナップが効かず、やや苦戦しました。
ただ、ノズルは「親子ノズル」になっていて、ペダル部分を足でポンと踏むだけで、付け替えの手間なく子ノズルに。親ノズルで全体を掃除し、隅など細かいところは子ノズルや「すき間用ノズル」などを活用すれば、もっと楽に掃除ができるかと思います(私がずぼらなだけです)。
まとめ
大粒の砂をも吸い込む強烈な吸引力や、かゆいところに手が届く機能、そして豊富なアタッチメントで、しっかりと掃除ができる一方、コードレスのスティックタイプなので“さっと”使える使い勝手のよさも備わった、まさに一石二鳥の掃除機と感じました。
これならマメに掃除ができるどころか、むしろ掃除したいと思えるし、ぐっぴーを毛やほこりから守ることができる!(実際、私は今、人生で初めて毎日掃除機かけています……)。
そしてなによりオシャレ。ぐっぴーが怖がるので、わが家は掃除機をしまっていますが、インテリアとしてもなじむこのデザイン、“さっと”使えるように、外に出しておいてもいいですね。
もし私と同じ悩みを抱えている猫の飼い主さんや、掃除機を替えようと思っている方がいたらぜひ試してほしい、「コレイイ!」と思った初めての掃除機でした。
※この記事はパナソニックのウェブマガジン「UP LIFE」との共同企画です。
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- ぐっぴー プロフィール
- Instagramのフォロワーは約26万人! 2012年冬、路上で瀕死状態だったところを現在の飼い主に保護され、“お一人様”から“お太り様”に。むっちりボディと黒めがちなつぶらな瞳が特徴。元男子。「ぐっぴーのたぷたぷ日記」連載中。
Instagram:@gupitaro
Twitter:@Gupitaro1102
ブログ:「ぐぴログ。」
- 監修:白井活光獣医師
- 苅谷動物病院グループ総院長。獣医学博士。1998年日本大学大学院卒業。同グループ「三ツ目通り病院」や「葛西橋通り病院」の院長を歴任。2015年から現職。日本臨床獣医学フォーラム専務理事。専門分野は総合臨床。
苅谷動物病院グループ 公式サイト >
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