梅雨時も安心! おうちでできる犬のシャンプー&ボディケア

 いよいよ日本列島も西から梅雨入り。この時期、犬と暮らす人たちが気になるのが、ペットの肌のコンディションではないでしょうか。デリケートな皮膚や被毛のお手入れをどうしたらよいのか、おうちでもできるボディケアについて考えてみましょう。

プロのトリマーに聞くシャンプー術

 全身が被毛で覆われている犬にとって、ジメジメとした梅雨時はとてもストレスフルな環境。細菌の繁殖に注意が必要ですし、臭いもやはり気になります。

 とはいえ、新型コロナウイルスの影響で「新しい生活様式」が推奨され、以前のように頻繁にペットサロンに通うことが躊躇(ちゅうちょ)される昨今、犬のシャンプーや全身ケアを自宅で行う飼い主さんは増えていると思います。

 でも、やはり自宅でのケアとなると「自分のやり方が正しいのか不安」とか「サロンのようにスッキリとした仕上がりにならない」「むしろ、人間のカラダに負担がかかる……」など、疑問やお悩みなども出てきてしまうもの。

 そこで今回は、トリマーの菅原栄美さんに犬のシャンプーのコツや、これからの季節のボディケアのポイントを教えてもらいました。

このくらいあわあわにしてあげると、足もとにたまった泡が自然に汚れを落としてくれるので、足先が敏感な子はシャワーで流すだけでOKです(写真:イヴ・チワックス・2歳)

「犬のシャンプーは汚れを落とすためだけではなく、皮膚の健康のためにも大切なこと。最低でも月に1度、外に散歩に行く回数によっては、もっと頻繁に行っていただきたいですね」

 被毛が汚れていると、細菌が繁殖することはもちろん、雨に濡れた後も乾きにくくなったり、毛玉ができやすくなって、そこにさらに皮脂がたまるという悪循環に。

「こまめにシャンプーを行って被毛の清潔が保たれていると、ブラシの通りも良くなるので抜け毛がたまりにくくなります。これ、とくにこれからの季節は重要ポイントで、抜け毛がたまると抜け毛同士が絡まり合い、熱をこもらせてしまうんです」

顔まわりは案外汚れやすい場所。とくに耳の付け根や頬のまわりにはしっかりと泡をつけて(写真:ポコ・シーズー・8歳)

シャンプーはたっぷりの“泡”で、が新常識

 ただ、犬のシャンプーはなかなかの重労働。大切さはわかっていても、こまめに……となると、つい腰が重くなりがちです。菅原さん、プロのトリマーさんならではのシャンプーテクニックの中に、私たちが気軽にマネできることってないのでしょうか?

「ぜひ、“泡”の力を活用してほしいと思います。体をぬらした後、シャンプー剤を直接塗布している方もいらっしゃいますが、犬のシャンプーで一番のポイントになるのは、シャンプー剤で十分な泡を作ることなんですよ」

 先にシャンプーを泡立てておくことが、なぜ良いのかというと……。

「きめの細かい泡は、効率よく汚れを落してくれるんです。しっかりと立てた泡をたっぷりつけて洗うと、すすぎの水切れも早いうえ、カラダの臭いもよく落とせます。換毛期のワンちゃんの毛も、泡洗浄の後ならシャワーヘッドを近づけるだけでスルスルと抜け落ちていくほどなので、ワンちゃんへ負担も少なくてすみますし、時短になるので飼い主さんの腰にも優しい(笑)。直接カラダに塗布するよりも少ないシャンプー剤ですむので、節約にもなりますね」

 お話をうかがっていると、どうやらメリットが満載の“泡”シャンプー。さっそくおうちでも試してみたいですね。ぜひ、以下のような手順で挑戦してみてください。

シャンプーが苦手な子は、浴槽の中に入れてあげると犬も飼い主さんも落ち着いて洗うことができます(リト・トイプードル・1歳半)

犬の全身泡シャンプーの手順

① まず、洗面器やバケツに水(ぬるま湯)を張り、適量のシャンプー剤を入れます。

② 次に、100円ショップなどでも売っている石けんを泡立てるネットスポンジで、バケツの中のシャンプー液を十分に泡立てます。洗面器やバケツにシャンプー剤を先に入れ、その後、勢いよく水(ぬるま湯)を注いでも簡単に泡を作ることができます。

③ たっぷりの泡(犬の全身が泡まみれになるくらいの量!)を作ったら、背中や肛門まわりなど、汚れや油のたまりやすい箇所から順に泡を乗せていき、カラダ全体にたっぷりと泡をつけたら、手のひらでマッサージをするように優しく洗います。犬の皮膚はデリケートなので、ゴシゴシは厳禁です!

④ すすぎはシャンプー剤が残らないよう十分に。タオルドライはPVA(ポリビニールアルコール、いわゆるセーム革)素材など吸収力の高い素材のタオルで行うと、ドライヤーにかかる時間も短縮できます。

*ライオンペットのホームページにわかりやすい動画が掲載されています。
https://www.lion-pet.jp/knowledge/movie_shampoo_dog.htm

我が家の愛犬もシャンプーしてみました!

 ということで、菅原さんに教えていただいた手順に従って、筆者宅でもさっそく黒柴の古太(こた・8歳♂)を泡洗浄してみました。

「天然クレイ成分のバリアー効果」「うるおい成分ソルビット配合」など、肌が敏感な柴犬も安心して使えるやさしさがうれしいリンスインシャンプー

 驚いたのが、換毛期とはいえ想定量以上のアンダーコートがすすぎの際にサラサラと流れるように抜けていったこと。バスルームの排水口をさらうと、容量5リットルのゴミ箱半分ほどが古太毛でいっぱいになりました。ちなみに今までは、ほぼペットサロン任せ。ご多分にもれず、我が家も2カ月ほどコロナウイルスでサロンに通っていませんでした。

 日々のブラッシングでは取り切れない抜け毛の量、こんなにあるんですね。これほどの抜け毛がカラダにとどまったままでは、確かに皮膚の負担になりそうです。

 さらにドライヤーで仕上げるとふわっふわのサラサラで、モフモフ度アップ。なんだか“なで心地”も向上したような……。自宅シャンプーでもサロン級の仕上がりが不可能ではないことがわかり、飼い主としての密(ひそ)かな自信も生まれました。

泡をしっかり立てることでダブルコートの内側まできちんと洗浄できます。換毛期は意識的にシャンプーの回数を増やして

シャンプーの品質にはこだわって

 自宅でひんぱんにシャンプーを行えることがわかったら、次にこだわりたいのは、やはりシャンプー剤の質。犬の皮膚のためにも、肌にやさしいシャンプー剤を選びたいですよね。

 上記動画を公開しているライオン商事の「ペットキレイ 毎日でも洗える 低刺激リンスインシャンプー」は、洗浄成分の100%が植物生まれ。“刺激性なし判定”の低刺激シャンプーというのもうれしいポイントでした。

 菅原さん直伝のテクニックで、バケツで十分に泡立てられましたが、このプロセスを省いても最初からもこもこの泡が手に入る、ポンプタイプの新製品もあります。便利!

想像以上に頼れるボディシート

 日々のボディケアのために、また、飼い主さんが忙しくてなかなかシャンプーができないといった時には、ペット用のボディシートでも皮膚の清潔を保つことができます。

さっと拭くだけのミニッツケアはぜひ習慣にしたいところ。ドッグランへのお出かけや犬と一緒の旅行のお供にも重宝しそう

 今回、同じくペットキレイブランドの「ボディさっぱり 清潔シート」を使ってみたのですが、このシートでカラダを拭くと、シャンプーした後のように毛並みがサラサラになるんですね。筆者はこのタイプの製品を使うのは初めてだったのですが、ちょっと感動する仕上がりでした。

 さらに、これからの季節にとくにいいなぁと感じたのが、さっぱりとしたほのかな残り香です。飼い主さんの好みにもよりますが、気をつけていてもどうしてもペット臭がしてしまう梅雨時、そして亜熱帯に近づきつつある日本の夏を、犬も飼い主さんも快適に過ごすために、清潔感を感じながらも邪魔にならない香りというのはうれしいなぁと思いました(香りが苦手なワンちゃん&飼い主さんやパピー向けに無香料タイプもあります)。

「うひゃぁ、気持ちいい〜」と我が家の古太も満足げ。シートの表面に凹凸があるので、汚れをしっかり絡め取ってくれる頼もしい相棒です

 我が家の古太は柴犬ゆえ、散歩のときは、草むらに突進していったり、地面にカラダをこすりつけたり、穴を掘ったり……が大好き。月に1、2度のシャンプーでは追いつかないことも多々あるんです。そんなとき、さっと使って清潔がキープできるボディシートが手元にあると、とても心強いなと感じました。

 ペットキレイブランドのシートには、他にもトリートメント成分が入った「クイック&リッチ トリートメント イン シャンプータオル」も。キャバリアやシーズーのような、毛づや自慢の子たちにはとくに使ってみる価値がありそうです。フォレストグリーン、リフレッシュサボン、そして前出の「ボディさっぱり 清潔シート」はアクアフローラルと香りが異なるので、飼い主さんの香りの好みでチョイスするのも楽しいかもしれません。

 暑くてむしむしは人間も苦手ですが、被毛で覆われている犬にとってはさらにしんどいシーズンです。「ワンちゃんのためにも、夏場にかけては『暑い』と感じたら躊躇(ためら)わずにクーラーを使ってください」と菅原さん。熱中症対策が必要なのは、どうやら人間だけではないようです。

「ペットキレイ」ブランドをつかったこまめなシャンプー&ボディケア、そして適切な温度管理で、イヌもヒトも快適な夏にできるといいですね。
(文・写真〈古太ちゃん分〉/阿部志穂)

■トリマープロフィール

菅原栄美(すがはら・えみ)
株式会社クイーンズスパ代表取締役。専門学校卒業後、ペットサロンでの修行を経て株式会社クイーンスパを設立。現在、江東区、中央区で計3店舗のトリミングサロンを運営している。

今回使用したシャンプー

ペットキレイ 毎日でも洗えるリンスインシャンプー 犬用

・洗浄成分の100%が植物生まれ
・泡立ち・泡切れがよく、皮ふ・被毛をいたわりながら、汚れ・ニオイをしっかり洗い流します
・うるおい成分アミノ酸配合
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ペットキレイ 毎日でも洗える泡リンスインシャンプー 犬用

・クリーミィな泡が皮ふ・被毛のうるおいを残しながら汚れ・ニオイをすっきり洗い流します
・洗浄成分の100%が植物生まれ
・肌にやさしい刺激性なし判定※1処方
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※モデル皮ふ刺激性試験結果(全てのペットに刺激がないわけではありません)

今回使用したシート&シャンプータオル

ペットキレイ ボディさっぱり清潔シート 犬用

・メッシュシートが汚れやニオイをしっかりからめ取ります
・乾きが速くベタつかずさっぱりした仕上がりに
・静電気を抑え、花粉などの付着を防ぎ、毛玉の発生もおさえます
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クイック&リッチ トリートメントインシャンプータオル  愛犬用

・ミクロトリートメント成分配合で、サロンのような仕上がりに
・汚れもニオイもからめ取る厚手メッシュシート採用
・静電気を抑え、花粉・ハウスダウトなどの付着を防止
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