宮崎市議会、動物愛護議連を発足 犬猫との共生へ条例制定めざす
犬猫の廃棄や野良猫の繁殖が問題になる中、宮崎市議会の議員19人が1日、超党派の市動物愛護促進議員連盟を立ち上げた。犬や猫との共生に向け、議員発の条例制定をめざす。
飼い主の不適切な多頭飼育を「虐待」と明記したり、幼い子犬・子猫の販売を禁じたりする改正動物愛護法が来年6月に施行される。宮崎市では個々の問題解決で「ボランティアに多大な協力を得ている」(日高昭彦議員)のが現状だ。
議連は年内にもボランティアの人たちと意見交換会を開き、(1)犬や猫と共生するための条例の内容(2)災害時のペットへの対応策――について調査・研究を始める。
この日の総会は、ボランティア団体も傍聴した。会長に選ばれた鈴木一成議員は「2017年の動物愛護センター設置後、殺処分減少に向けた地域猫活動などが進んできたが、独自の条例がなく、市民への啓発も足りない。みなさんと一緒に進めていきたい」とあいさつした。
(佐藤修史)
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