病死した警察犬の慰霊祭 「君たちは良きパートナーだった」
神奈川県警の一員として捜査や災害の現場で活躍し、現役中に病気で亡くなった警察犬を弔う慰霊祭が16日、横浜市栄区の直轄警察犬訓練所であった。刑事部の幹部ら約50人が慰霊碑に花を手向け、冥福を祈った。
今年4月に亡くなったシェパードのアリス号は、約600件出動。胃腸を患いながら、亡くなる1カ月前まで行方不明者の捜索などにあたっていたという。中西実・鑑識課長は「君たちは良きパートナーであり、鑑識課の一員でもあった。君たちの遺志を引き継ぎ、さらに職務に邁進(まいしん)していく」と追悼の言葉を述べた。
県警が警察犬を活用し始めたのは1972年。3頭でスタートし、これまで88頭が行方不明者や容疑者の捜索に従事。31頭が病気で現役中に亡くなり、慰霊碑に納骨されているという。
(土屋香乃子)
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