優しく冷静な警察犬「ラルス」 行方不明の男性発見に貢献
行方不明者の発見に嘱託警察犬が貢献したとして、小林署の黒瀬信太郎署長が7月24日、宮崎県小林市の警察犬指導士、宇都宮豊さんに感謝状を贈った。
署によると7月7日、小林市の90代男性が自宅から行方不明になり、同日午後11時すぎ、宇都宮さんと飼い犬の嘱託警察犬ラルス(シェパードのオス、5歳)に出動を要請した。翌日午前0時半ごろから約1時間、男性の自宅から進行経路を400メートルほど探索。午前5時ごろ、ラルスがたどった場所から約100メートル離れた畑で家族が男性を発見した。
宇都宮さんは警察犬の指導歴40年以上。約16年前から県警の委嘱を受けて行方不明者の捜索などにも当たっており、他の犬も含めて過去80回以上出動したという。
宇都宮さんは「ラルスはおとなしくて優しく、冷静な犬。男性が無事に発見されて本当によかった」と話した。黒瀬署長は「これまでも宇都宮さんの力をお借りしてきたが、今後も協力頂ければありがたい」と述べた。
(神谷裕司)
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