飼い主のリラックスは愛犬に伝わる 飼育期間の長さや性別も影響

実験に参加した飼い犬=研究チーム提供
実験に参加した飼い犬=研究チーム提供

 犬は人に共感する力を持っている――。そんな研究結果を、麻布大などの研究チームがまとめた。犬と飼い主の心拍の変動を詳細に解析した。成果は7月19日、スイスの心理学専門誌に掲載された。

 飼い主の感情の動きが犬に伝わるかについての研究はこれまで、飼い主が悲しそうな顔をしたときに犬の行動が変化することなどが確認されていた。だが短い時間で変わる感情が犬にどう伝わるかについての評価はできていなかった。

 チームは、13組の犬と飼い主で実験をした。犬から見える位置に飼い主に座ってもらい、安静にするほか、暗算や専門的な文章の内容を説明させるなどのストレスを経験させた。飼い主と犬ともに15秒間隔で心拍を計測し、犬の行動をビデオで解析した。

 その結果、一部のペアでリラックスの度合いの指標が同じように変化していた。飼育期間が長いほど同じように変化しやすく、雌は雄よりも同調する傾向がみられた。

 研究結果についてチームの菊水健史・麻布大教授(動物行動学)は「犬が古くから人と共同体をつくり、進化してきたことに関係しているのだろう」と話す。
(今直也)

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