犬猫の殺処分、東京都ゼロに 昨年度、譲渡できる状態の犬猫
東京都は5日、都動物愛護相談センターが引き取り、殺処分した犬や猫が2018年度にゼロになったと発表した。「ペットの殺処分ゼロ」は小池百合子知事が3年前の知事選で掲げた公約の一つ。飼い主が最期まで飼うように促す啓発活動や、譲渡を進める取り組みの成果という。
都が殺処分した動物は15年度に猫が193頭、犬が10頭いた。16年度には猫が94頭で犬がゼロに、17年度は猫16頭にまで減っていた。都はこの間、ペットを譲渡する団体の紹介などをする情報サイトを開設。飼い主向けの啓発動画の作成や、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術への補助をしてきた。小池氏は、この日の記者会見で「譲渡に協力してくれた団体、動物の飼い主になってくれた人たちのおかげだ」と述べた。
ただ、都が「殺処分ゼロ」の対象とするのは譲渡ができる状態の犬や猫に限られる。衰弱や病気で譲渡ができずに殺処分になったり、引き取り後に死んだりした犬や猫は18年度に約360頭いたという。
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