箱根のおみやげ屋さんの看板猫 お客さんもニコニコ
おみやげの店「中村屋」
箱根観光の人気スポットとして、また、箱根登山電車から大涌谷へ向かうケーブルカーへの乗り継ぎ駅として、平日も多くの観光客でにぎわう強ごう羅ら。そんな強羅駅正面のお土産物店に美人看板娘が。創業大正6年の老舗「中村屋」のミケちゃん(7歳♀)です。
この日も、店先で観光客相手に写真撮影に応じていた彼女。元々は通い猫だったそうですが、今では看板娘がすっかり板に付いています。
「若々しく見えますが、通い猫時代に2回出産してるんです。
1度目は残念ながら死産でしたが2度目は4匹の子猫に恵まれ、お店で子育てした後、それぞれ猫好きのお宅に里子に出しました。
みんな可愛かったんですよ」と、奥からアルバムを持ってきて嬉しそうに見せてくださったのは、4代目店主の中村雅昭さん。
「少し前まで柴犬を飼っていた犬派ですが、やっぱり猫は全然違いますね。
特にミケはレディーでおしとやか。
毎朝お店脇の地下道まで迎えに出てきてくれるんですが、『今日も張り切って仕事するぞ!』って戦闘態勢でいるのに、ミケの顔見た途端にニヤけちゃう(笑)」とご主人の目尻は下がりっぱなし。
店内には定番の寄木細工や特産物などのお土産品、店先ではあぶり立ての「鈴廣かまぼこ」の焼ちくわや、ふかし立ての「強羅まんじゅう」もいただけて、乗り継ぎの待ち時間にもってこいです。
ついミケちゃん可愛さに長居して、お乗り過ごしのないよう猫好きさんはご注意を。
おみやげ「こばやし」
「中村屋」の数軒先、駅からわずか10秒の角地にも猫好きには見逃せないお店が。
「おみやげ こばやし」です。ここは定番の箱根土産の他に話題の猫グッズが充実の品揃えで、店内の約3分の1が猫モノで埋め尽くされています。
それもそのはず、店主の小林浩美さんだけでなく、母娘2代に渡ってお勤めの従業員さんも自宅で10匹と暮らすほどの筋金入りの猫好きなんです。
現在看板猫を務めるのは、2年前に通い猫から看板猫に昇格した、たまちゃん(7歳♂)と、16年前に里親募集で引き取った桃ちゃん(17歳♀)。
物怖じしないたまちゃんはこの日も店内の猫ベッドで堂々とお昼寝。
一方、勤務歴こそ長い桃ちゃんですが姿は見えず、「見られ好きだけど触られ嫌い」との理由から日中は店先の台下にお籠りがいつもの出勤スタイルで、夕方になるとひょっこり出てくるそう。
ふと見ると、レジ脇には歴代看板猫たちの写真もずらり。
「多い時で2階の自宅と合わせて7匹いました。うちはみんな保護猫だから、それぞれにストーリーがあるんです。
元祖看板猫は茶っぴー(♀)。
17歳で腰も悪いので今は引退していますが、運が良ければお店に出てくることも。
自宅には他に大じろ(♂)という亡き看板猫の忘れ形見、QたろうとPすけ(ともに1歳♂)も暮らしているんですよ」と小林さん。
次回はたっぷり時間をとって猫談義目当てに再訪したくなる、そんな素敵なお店です。
- おみやげの店 中村屋
- 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-39
TEL 0460-82-2740
営業時間/9:00~17:00 定休日/木曜
http://www.gora-nakamuraya.com
- おみやげ こばやし
- 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-275
TEL 0460-82-2510
営業時間/10:00~18:30 定休日/火曜
http://hakoneomiyagehonpo. jp - Facebook:@hakone.omiyagehonpo
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