災害時、ペットとの避難は 和歌山であり方考える催し

防災に関する様々なアイデアが紹介された=和歌山市手平2丁目
防災に関する様々なアイデアが紹介された=和歌山市手平2丁目

 災害時のペットとの避難のあり方を考える催しが4日、和歌山市の和歌山ビッグ愛で開かれた。愛犬などを連れたペット愛好家ら約120人が参加した。

 和歌山動物愛護推進実行委が主催。ペットの災害対策に詳しい専門家らが、日頃から飼い主ができる準備などについて講演した。

 日本動物病院協会(JAHA)認定家庭犬しつけインストラクターの阿部容子さん(宮城県石巻市)は、2011年3月の東日本大震災の被災経験をもとに話した。避難所など不特定多数の人と共同生活をせざるを得ない災害時に備え、「ペットを自己満足で飼うのではなく、社会の一員として誰からも愛されるよう育てておくことが大切」と語った。

 停電など突然の環境の変化に適応できるよう、ペットに暗い場所で過ごすことを経験させたり、避難所での共同生活を想定してトイレのタイミングを飼い主のペースに合わせられるようトレーニングしたりすることも有効という。

 愛犬と一緒に参加した和歌山市の加納真美さん(39)は「うちは大型犬なので避難所で生活することになったら大変という思いがあった。飼い主の心構えが大切と思った」と話した。
(土井恵里奈)

朝日新聞
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