ある人の助言でついに… 愛犬ココとハンター、二匹だけの一夜

すごい寝相で寝ていたココ(全盲の姉犬)
すごい寝相で寝ていたココ(全盲の姉犬)

 私がほぼ丸二日、家を空けることになったのは、所属している文化人団体『エンジン01文化戦略会議』の皆さんと、「新潟エンジン02」(ゼロツー)“150年目の告白 Niigataのi(あい)は一つじゃない」と題した一泊二日のイベントに出るためでした。

 今回、私はフル稼働で、池坊美佳さん、野村万蔵さんらと「日本文化を気軽に楽しむ」というテーマの講座の司会をしたり、中瀬ゆかりさん、古市憲寿さんと「マスコミの裏側」を語ったり、奥田瑛二さんやバスケットの五十嵐圭選手らと「スポーツ、見る側、する側、支える側」という観点でディスカッションしたり……、頑張ってきました。

 私が犬を飼い始めてから約15年。丸二日も犬と離れ離れになったことは、ただの一度もありませんでした。

 理由は、1匹目のピンに脱走癖があったうえ、2匹目のココは極小犬ゆえ体重が軽すぎて、玄関のドアを開けた隙にスーッと出られてしまうと全く気付かないこと。さらに3匹目のハンターは保護犬だからか、相変わらず、ビビり。社交性もゼロに近く、ペットホテルに預ける自信が全くない……という状況だったからです。

 さらに、前回、書かせていただいたように、12才と高齢で、しかも全盲に近いココは「預かることができない」と某施設から断られ、途方に暮れる日々でした。

 そうこうしている内に新潟に行く日はどんどん近づいてきて、ハンターは何やら風邪気味のようで鼻をグズグズさせています。

 ホテル施設がある病院に連れて行こうかと最後の最後まで悩みましたが、ある人の助言で、結局、家で留守番をしてもらうことに決まりました。

くるまって寝ていたハンター(保護犬)
くるまって寝ていたハンター(保護犬)

“ある人”とは、ひょんなきっかけから犬談義になり、以来、週イチ以上、御世話になっているタクシードライバーのYさんです。

 もう2年前になるでしょうか。汐留の日本テレビ近くから乗車し、後部座席で浅田美代子さんと犬について電話で話していたときのことです。

「犬、飼ってるんですか? ミニピンなんですか? ウチもミニピンなんです」と話しかけてくれたYさんがとても犬に詳しく、ドライバーさんとしても完璧だったことから、フジテレビの往復などがあるとき、お願いしてきました。

 あるとき、「僕の前職って、お話したことありましたっけ?」とYさん。聞けば、タクシードライバーの前、4年ほど、ペットショップでトリマーとして働いていたというのです。

 さらに話をうかがうと、現在交際中のカノジョさんもトリマーさんだということ。そんなYさんに、新潟行きのことを相談したところ、「お水をたくさん用意したり、自動で出てくるドッグフードマシンがなければ、長い時間、噛みしめられるような硬めのスティック状のおやつなどを用意したりすれば、1日半ぐらい、二人だけ(二匹だけ)にしても大丈夫なんじゃないでしょうか?」と。

 実は、ペットホテルやホテル併設の病院に預けるときの“ストレス”について、愛犬家の関根勤さんと話したことがある私は、「妻や娘が旅行に出かけても自分は家で犬と一緒にいる」という関根さんに“一票”を投じていたのでした。

 そんなこんなで、Yさんの助言通り、水飲み場を増やしたり、硬いジャーキーを置いたりして、新潟に出かけたのです。

 幸か不幸か、台風がきて、同じスケジュールで河口湖に行っていた夫が予定を早めて帰って来てくれたこともあり、結局、二人だけにした時間は24時間以内となったのです。

 LINEで「二人共、元気。というか寝てる」と画像が送られてきたときは、新潟の空の下、ホッとして涙が出てしまいました。

 また“社会科見学”をする機会を逸しましたが、うちの子たちは家が大好きみたいです。

山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。「踊る!さんま御殿!!」「ノンストップ!」などを構成。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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この特集について
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