五輪めざし挫折した元日本代表 2匹の元捨て猫が救った

年間約700匹の猫が殺処分されている高知県で、猫に救われた元日本代表選手がいます。東京五輪まであと一歩での挫折。部屋で泣いていた時、そばにいてくれたのは保護された猫でした。
高知市の元飛び込み選手、佐々木那奈さん(19)の家では、2013年10月、捨てられていた2匹を引き取りトラとキイと名付けました。
そのころ、佐々木さんは中学3年。東アジア大会にも出場し、東京五輪出場も期待されていました。遠征で忙しい中でも、猫と遊ぶ時間は佐々木さんにとって癒やしでした。
高校から高知県を離れ、兵庫県宝塚市の名門クラブに入門。支えは「東京五輪に出場する」という夢と、母の理江さんから送られてくる猫の写真や動画でした。大学に進学すると練習時間が減りリズムが崩れました。自分の調子は上がらなくても、後輩たちは力をつけていました。昨年7月の大会は24位で予選敗退。張り詰めていた気持ちがぷつりと切れました。
夏休みは高知県に帰りました。夜、悩んで部屋で泣いていると、トラがそばにいてくれました。今年5月、クラブを退会した佐々木さん。家に帰ると、トラとキイが迎えてくれました。
練習を休んでいる間、自動車免許を取り、趣味のスキーでアルバイトもしました。今は警察官を目指して勉強中です。「高知県に帰ってこなかったら今の仲間もおらん。飛び込みだけが人生やない。やめて後悔したことも、人生経験」(森岡みづほ)
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