保護猫7団体のTシャツも 新宿ペットイベントでグッズ販売

 

キャットニップ棒[猫の家)で遊ぶ猫 
キャットニップ棒[猫の家)で遊ぶ猫 

 東京・新宿の京王百貨店で816日~20日に開かれるペットイベント「みんなイヌ、みんなネコ」には、犬や猫にちなんだグッズやお菓子などの物販コーナーも設けられる。会場の新宿周辺で猫の保護活動をしている団体のオリジナルTシャツもチャリティー販売され、それぞれの活動資金に充てられる。このコーナーを統括するのは一般財団法人「ちよだニャンとなる会」(千代田区)。副代表理事の古川尚美さんにイベント参加の意味を聞いた。

(末尾に取扱商品の写真があります)

 物販コーナーでは、12店舗、7保護猫団体の商品が販売される。犬や猫のぬいぐるみ、犬の洋服、犬猫の雑貨や実用品、猫用のオモチャ、お菓子、Tシャツなど、計250品ほどが並ぶ予定だ。

 運営を取り仕切るのは、千代田区と共催で保護猫の医療費を集めるチャリティイベント「ちよだ猫まつり」を運営している実績のある「ちよだニャンとなる会」。古川さんは、今回の運営を引き受けた理由を説明する。

「昨年は百貨店で大きな譲渡会が開かれ、驚きました。全体のテーマが“保護犬、保護猫の幸せ”でしたので、そこに共感し、今回ご一緒させていただくことになりました」

「単に物を売るだけでなく、保護活動に還元するなど意義あるものにしたいと思いました。お買い物を楽しみながら、保護や命について考えもらうには、どうしたらよいかを考え、出品者の方にも喜んでいただける内容を目指しています」

42825(よつやねこ)のねこ算Tシャツをアップで見たところ
42825(よつやねこ)のねこ算Tシャツをアップで見たところ

 それを象徴するのが、地元の猫保護団体の“オリジナルTシャツ”の展示と販売。「ぶんねこの会」(文京区)、「42825(よつやねこ)」(新宿区)、「北新宿ちいき猫の会」(新宿区)、「南中野地域ねこの会」(中野区)、「ねりまねこ」(練馬区)、「ちよだニャンとなる会」(千代田区)、「むさしの地域猫の会」(武蔵野市)、「ハッピーキャット」(中央区、展示のみ)の8団体がそれぞれ12種類ずつ出品する。

「さまざまなデザインがあり、たとえば『42825』のTシャツには、〈エサをやる→ふえる→こまる だから 避妊去勢→ふやさず→見守る〉という活動理由や、ねこ算(避妊去勢をしないと雌が4、5匹子猫を産み、その子がまた4、5匹ずつ産んで、増え続ける数式)のイラストが描かれています。Tシャツの価格はすべての団体で統一して税込3240円とし、制作費など費用を除いた利益が猫の医療費になります」

 地域の枠を越えて、保護団体が一緒に活動するのは、珍しいことだという。

「活動拠点の地域なり区なりのイベントに出ることあっても、各団体が一堂に会する機会はなかなかありません。来場者の方には、まずこういう団体があるのだと知っていただき、次は譲渡会にも行ってみたいというように、思いが広がると嬉しいですね」

 出店する店舗も、動物の保護活動に縁のある所が多い。

 たとえば和菓子の「宝来屋本店」は店主が保護猫を3匹飼い、「焼き菓子工房 BANMYU」は飼っていた猫をお菓子のモチーフにし、オーナーが猫の譲渡活動をしている。犬の服の「アルク・ロース」は保護犬をモデルにしているという。

「ちよだニャンとなる会」の古川尚美さん
「ちよだニャンとなる会」の古川尚美さん

参加店舗と主な商品

・ヌイグルミ制作室ビアンカ(犬や猫のぬいぐるみクッション)
・ドリーム(ペットの毛を絡めとるランドリースポンジ)
・猫の家(猫じゃらしやキャトニップ棒など猫用オモチャ)
・王冠印雑貨店(手ぬぐいや枡など猫の和雑貨)
・アルク・ロース(犬用の洋服)
・三英貿易(犬や猫のぬいぐるみ)
・チューチュー本舗(人気キャラクターのマグカップやタオル、ポーチ)
・和んこ堂(犬の雑貨類)
・宝来屋本店(肉球饅頭や猫の健康長寿を願ったどら焼き)
・焼菓子工房 BAN&MYU(猫柄や肉球型のクッキー)
・ぐっぴーくまお部屋(マグカップやクリアファイルなど)
・ちよだニャンとなる会(コーヒー、トートバッグなど)

一般財団法人ちよだニャンとなる会
 千代田区と連携・協力して「飼い主のいない猫」の問題に取り組み、2011年以来、同区内で猫の殺処分ゼロを7年継続で達成。秋葉原に譲渡型保護猫カフェをオープンさせることを目指し、8月16日から「Readyfor」でクラウドファンディングにも挑戦する。
ペットイベント「みんなイヌ、みんなネコ
場所:京王百貨店・新宿店(7階大催場)
日時:8月16日(木)~20日(月)10時~20時 (※最終日は18時)
主催:京王百貨店
特別協力:朝日新聞社(sippo)



藤村かおり
ペットライター。小説等の創作活動を経て90年代後半から、ペットの取材を手掛ける。2011年~2017年週刊朝日記者、2017年からsippoメインライター。丹念な取材と独自の目線から、動物と人の絆、動物と共に生きる人の心をすくい取る記事に定評がある。ペット関連の著書に『長寿猫』『明日にアクセス』など。現在は保護した黒猫、キジ猫と暮らす。
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