絶滅危惧のネズミ、野生化した猫が襲う! その瞬間を撮影

国の天然記念物ケナガネズミをくわえる猫(赤い円内)=19日午前4時37分ごろ、鹿児島県天城町、町提供
国の天然記念物ケナガネズミをくわえる猫(赤い円内)=19日午前4時37分ごろ、鹿児島県天城町、町提供

鹿児島県の徳之島・天城町の山中で、絶滅の恐れがある国の天然記念物ケナガネズミを猫が襲う瞬間の動画が撮影された。同島と奄美大島では野生化した猫(ノネコ)に希少動物が捕食される被害が問題化しており、環境省や町は捕獲ワナの増設など対策を強化する。

 同省奄美自然保護官事務所によると、ケナガネズミが猫に捕食された写真は奄美大島で撮影されているが、動画は両島で初めて。

 町企画課によると、島中部の当部(とうべ)地区にあるアマミノクロウサギの観察小屋近くで、2月19日午前4時半すぎに撮影された。猫がケナガネズミに襲いかかり、口にくわえて立ち去る様子が映っている。

 周辺は奄美群島国立公園内で、クロウサギやトクノシマトゲネズミ、アマミヤマシギなど多くの希少動物が生息。町は2009年に観察小屋を設け、4台のカメラでクロウサギなどの撮影を続けてきた。昨年末から猫の姿が見られるようになり、同省が捕獲用のワナを設置して警戒中だった。

国の天然記念物ケナガネズミ=2017年1月、奄美大島
国の天然記念物ケナガネズミ=2017年1月、奄美大島

 ケナガネズミは体長25~30センチ、尾の長さ約30センチの日本産最大のネズミで、奄美大島と徳之島、沖縄本島だけに生息。同省のレッドリストで絶滅危惧IB類に分類されている。徳之島では先月、猫か犬に襲われて死んだケナガネズミ2匹が確認されている。

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