愛猫のカワイイ瞬間が写真に撮れない… でも心には残ります!
ペットを特集するテレビ番組や、webの動画などで、愛犬や愛猫のカワイイ瞬間を目にするようになりました。
私も愛猫たちのカワイイ瞬間を撮影したいと常々思っているのですが、なかなか“その瞬間”をおさえるのは難しいです。
なぜなら、愛猫のカワイイ瞬間とは、前触れもなく不意に訪れるものだから……。
先日、浴室の扉を開けたとき、“その瞬間”は訪れました。
扉を開けると、2匹の猫が狛犬のように対になって、私のほうを向きながら、同時に“猫伸び”のポーズをしていたのです。(ヘンな絵参照)
きっと私の気配で目を覚ました2匹が集まってきて、両方の前足を前方に伸ばし、お尻を高く上げて「うーん!」と身体を伸ばしていただけなのでしょうが、まるで風呂上がりの私を歓迎してくれているようで、かわいすぎて失神するかと思いました。
“狛犬式の猫伸び”は、カメラもスマホも持っていませんでしたし、ほんの数秒の出来事だったので、映像にも写真にも残すことはできませんでした。
そしてまた、唐突にかわいすぎる瞬間を目にすることができました。
いつものように、釣り竿型のおもちゃでサビ猫のあんずと遊んでいたときのことです。
あんずは、糸の先についたルアーのような飾りを追いかけて、左右にダッシュし、上下にジャンプしまくっていました。
そして何度目かのジャンプのとき、目測を誤ったのか、ハッスルしすぎたのか、空気清浄機の上に前足が触れ、ボタンを押してしまったようで“ピピッ!”と音が鳴りました。
「肉球で家電のボタンを押しちゃうなんて、可愛すぎるんですけどー!!」と悶えていたところ、あんずは“ピピッ!”に反応して、空気清浄機に興味を持ち始めました。
背伸びして空気清浄機に前足をかけ、片方の前足で空気排出口のパネルを手でチョイチョイ触ってみたり、風が出てくる様子を不思議そうに見つめたり…。
「フワー! カワイイ!! あんずちゃん、空気清浄機って、不思議だねえ」
とか声をかけながら、その様子をニヤニヤ見つめていると、写真を撮ることなんか忘れてしまいます。
あれだけハッスルして遊んでいたのに、空気清浄機のボタンを押してしまってからのあんずは、すっかり大人しくなってしまい、まるで“大人の扉”を開けたかのように落ち着いていました。なぜだろう。
私の猫アレルギーが発覚してから、ずっと同じ場所にある空気清浄機ですが、そこに触れると、ピッと鳴ることに、初めて気づいたあんず。その電子音で、自分(猫)たちの存在のために鎮座していることに気づいたのか……。何か、感じるものがあったのかもしれません。(あるわけないだろ)
不意に訪れるカワイイ瞬間は、なかなか動画や写真に収めることはできないけれど、その分、思い出としては鮮明に焼き付いて、ずっとずっと忘れることはないだろうと思います。
いずれにせよ、至近距離で、生で見られるのは、飼い主だけの特権です。
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