表情いろいろ、犬の土人形や土鈴 秋田の人形館で紹介

秋田市手形の「栖秀(せいしゅう)の郷土人形館」で、戌(いぬ)年にちなんだ企画展が開かれている。700点を超える所蔵品のうち、犬の土人形や土鈴約35点がまとめて展示されている。企画展は3月末まで。
8年前、自宅を利用して同館を開いた梅津秀(うめつしゅう)さん(68)が、東北地方を中心に全国各地の工房に行ったり、取り寄せたりして集めたものが中心だ。梅津さんは「八橋人形伝承の会」会長でもあり、自ら手がけた秋田犬の人形もある。
25年ほど前、年賀状の題材として、えとの土人形を買ったのが収集の始まり。山形県米沢市の相良人形の表情に心を奪われ、本格的に集め始めた。
梅津さんは「工業製品と違い、一つとして完全に同じ物が無いのが魅力」と話している。作家が存命で、複数所蔵している人形は販売もしている。開館は午後1~4時で入場無料だが、予約が必要。問い合わせは梅津さん(090・5184・7364)へ。
(村山恵二)
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