ペット連れ歓迎! 愛犬との初詣ができる神社、お祓いも
大阪、神奈川、静岡の神社紹介
犬好きにはうれしい、戌(いぬ)年。カレンダーも、お年玉のぽち袋も、年賀状も、犬がいっぱい! そんな正月には、ぜひ犬と一緒に初詣をしたい。でも、動物連れの参拝を許可していない所も多い。東京以外のペット連れ歓迎の神社をご紹介します。なお、初詣は混雑が予想されるので、リードをつけるなどルールを必ず守ってお参りしましょう。
(末尾に写真特集があります)
◆医薬の神社で健康祈願 大阪・少彦名神社
中国薬祖神・神農炎帝と日本医薬の祖神・少彦名命を祀り、病気平癒と健康の神さま、日本医薬総鎮守として多くの人々に愛されている神社。同神社のある道修町は製薬会社の集まる町で、動物用医薬品の企業も多く、また、ペットの健康や病気平癒を祈願したいとの声が高まったことから、ペット連れ参詣を許可。毎年、大晦日には年越大祓式を開催。人形(ひとがた・人の形に切り抜いた紙)やペット形(動物の形の紙)に名前を授け、それに名前を書き、お焚き上げすることで一年の穢れをはらう。
【ペットのお守り・祈願】
ペット守り(赤・青)各800円、肉球守り1000円、ペット絵馬1000円など。ペットのお祓いは、病気平癒・健康・安産・交通安全等諸祈願(個別祈祷・御札、お守り、ペット絵馬、お下がり付き)1件につき1万円
【初詣は?】
通常と変わらず、ペット連れでの参拝OK。ただし、リード装着は必須。混雑時は飼い主が抱いて移動するなどの配慮を。
合同祈祷「ペットと一緒に初詣」2018年1月13日(土)・14日(日) 12:00~ 13:00~(完全予約制)
飼い主とペットの健康を祈願する合同祈祷を開催(1頭につき7000円・ペット守り、お札、ペット絵馬、昆布茶などのおさがりつき)。
◆可愛い犬・猫像をさするとご利益! 神奈川・座間神社 伊奴寝子社
遠くに丹沢の連峰や相模川の流れを一望できる風光明媚な座間神社は、武相(武蔵の国と相模の国=東京・埼玉・神奈川東部)の鎮守として信仰を集める名社。その一角に、2012年8月、大切なペットたちの健康と幸せを祈願して建立されたのが伊奴寝子(いぬねこ)社だ。健康長寿・無病息災・傷病平穏・開運招福・邪気払いなどの後利益があるとされ、境内には手の平でさすると、願いがかなうという犬と猫の像も。
【ペットのお守り・祈願】
社務所には、ペット用の各種お守り(500円)や絵馬(500円)が用意され、ペットの祈祷(初穂料:3000円)を申し込むこともできる。
【初詣は?】
通常と変わらず、ペット連れでの参拝OK。ただし、リード装着は必須。ペットの祈祷受付は1月4日以降。
◆妖怪退治の霊犬「しっぺい太郎」伝説 静岡・見付天神 矢奈比賣神社
主祭神「矢奈比賣命(やなひめのみこと)」は、安産・子宝・子育て・縁結び等のご利益が、菅原道真公(天神様)には学業向上・合格祈願も。また、怪物を退治し、里人を守ったとされる霊犬・悉平太郎(しっぺいたろう)も祀られていて(霊犬神社)、厄除け・災難除け、ペットの健康祈願に訪れる人も多い。
【ペットのお守り・祈願】
ペットの祈祷(初穂料:5000円)は「健康祈願」「病気平癒」があるが、暦上の戌の日に霊犬神社前にて実施(受け付けは毎日)。授与日(お札など)は後日発送となる。
ペットのお守りは、健康守り、肉球型ペット守り、厄除け守り、しっぺいをかたどった学業・健康・縁結び・交通安全守りなど(各700円)。しっぺい絵馬もある。
【初詣は?】
通常と変わらず、ペット連れでの参拝OK。ただし、リード装着は必須。
◇ペット連れでの初詣の注意!
初詣は非常に混雑するため、人混みになれていない動物は空いている時間帯を狙うなどの配慮が必要だ。ペットにとっても大きなストレスとなるだけでなく、他の参拝者への迷惑を避けるためにも、時間帯のチェックや装備はしっかり備えたい。
リード装着はもちろん、できればキャリーバッグなどの用意を。動物が苦手な人、アレルギーの人もいることを忘れないように。また、排泄物の処理は、飼い主が責任をもって確実に行おう。新年の始めに、ペットや家族の幸せを祈る場で、トラブルやストレスを避けるためにも、十分に準備をして、楽しい初詣にしましょう!
(浅野裕見子)
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