両目が見えなくなるかも?…よろけながら歩く愛犬に起きた変化
ココと共に獣眼科専門医、安部勝裕先生がいらっしゃる安部動物病院に通い始めてから2カ月ほどが経ちました。
朝昼晩と1日3回していた目薬は1日2回になり、そのかわり、夜、寝る前に別の目薬を出していただいています。
いま、ココがどういう状況かというと、両目ともに水晶体脱臼で、右眼は眼内出血が治まり、しかし失明。左眼の眼圧上昇は、こちらも治まりましたが、当初の「視覚は維持している」という状況から、悪くなっているように思います。
ココはいま、生後11歳と4カ月目に入っています。姉のピンが悪性リンパ腫という病気になってしまったとはいえ、旅立ったのがまさに11歳と4カ月。ココももう、そう長くはない命なのだと私が意識したとたん、急に老け込んだ気がします。
ココは極小犬ゆえ、すばしっこく、元気も人一倍、いえ犬一倍あって、ゴハンを食べるのも早いし、鳴き声もすごく大きくて、いいのか悪いのか、お客様に飛びかかっていったり、宅配便のお兄さんに吠えまくったり……と、「番犬」でした。
そんなココが、いまは一日の大半をソファで寝そべり、トイレに行くときも、心なしか、よろけながら歩くのです。
そして、左眼の視力も、確実に衰えているようで、時折、ドアやソファの角にぶつかっています。
2カ月前、件の安部医師から「家具にぶつかったりしていませんか?」と尋ねられたとき、私は自信をもって「そんなことは1回もありません」と答えました。見落としていたワケではないし、それは嘘ではなかったのです。
が、いまは、ぶつかることが増えたし、トリートをあげるときも、まず指でココの口元を触ってからでないと、かじり付くことができなくなってしまいました。
老犬になっていくココの視力がどんどん失われている……。これは気持ち的に、ものすごくこたえます。
とにかくいまは、できるだけココに声をかけてあげて、安心させ、「かわいいね」「いい子だね」と1日に大げさではなく100回は言っているように思います。
そんなココに変化が生まれました。かつて私が仕事でパソコンに向かっているとき、膝に乗りたいとアピールしてきたのは亡きピンで、そのピンに、今そっくりなのがハンターです。
ココは自分からスキンシップを求めてくることがとても少なかったのですが、今は私のひざに乗りたがり、私の腕に抱かれたがり、寝る時も、私の胸元が定位置になっています。
現在、安部動物病院に伺うのは月に一度で、その都度、眼科専門医ならではの機械で診ていただいています。
思えば、ウチに来た翌日から動物病院通いをしていたピンと異なり、ココは皮膚が弱いぐらいで、これまで大きな病気はしてきませんでした。
行き先は病院ですが、道中や診察時間など、「ココと一緒の時間を大切にしたい」と思うと同時に、「たとえ両目が全く見えなくなってしまっても、少しでも長く生きていてほしい」と心から思う今日この頃なのです。
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