世界一有名なビーグル犬、スヌーピーで歌い踊る
演劇界の賞を総なめにするミュージカル界のスター・中川晃教が今恋するのは、スヌーピー。「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」で、世界で最も有名なビーグル犬を演じる。
50年前にオフ・ブロードウェーで生まれたミュージカル。エピソードが舞台上で次々と登場し、原作者シュルツが描いた四コマ漫画の世界観を表現する。
「七色以上の表現ができると思うんです」と中川。「愛嬌(あいきょう)があるのにやさぐれている。誰かの顔が曇っているのを見つつも、ご飯のことを考えているかもしれない。せりふで感情を表現するだけではない。だって犬だから」
スヌーピーをはじめ、チャーリー・ブラウン以外のキャラクターは思いのままに生き、本音を隠さない。
演出の小林香は「茶わん蒸しみたいな関係。しいたけ、ゆりね、それぞれの素材が好きな形でごろごろ入っているのに、卵のチャーリーがみんなをまとめておいしくなる」と笑う。
「人間の善良さ、グッドハートが土台にあって、信頼しているから考えを表現できる。今、とばっちりを受けないように立ち止まることが多いですよね。SNSも炎上しますし」
中川も大きくうなずく。「例えば、飲み会帰りの上司が会社にアイスを買ってくるとちょっとうれしい。グッドハートは人を幸せにする。人はどちらの立場にもなれるんです」。さて、中川スヌーピーはどんな優しさを見せてくれるのか。
9~25日、東京・日比谷のシアタークリエ。村井良大ら出演。脚本・音楽・詞はクラーク・ゲスナー。1万800円。
(江戸川夏樹)
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