犬の殺処分4年連続ゼロ 猫も減る 川崎市

川崎市動物愛護センターに収容された猫=川崎市提供
川崎市動物愛護センターに収容された猫=川崎市提供

 川崎市が2016年度に殺処分した犬が、ゼロだったことが分かった。犬の処分ゼロは4年連続。猫は4匹を処分したが、15年度より5匹減った。市は猫の不妊・去勢手術の費用を市民に補助したり、犬猫を新たな飼い主につなぐ譲渡会をしたりして、処分を減らし、人と動物が共生できる社会を目指すとしている。


 市によると、犬はつないで飼うことが徹底されるようになり、近年、市内では野良犬はほとんど見かけない。一方、猫はまだ家の外で飼われることも少なくなく、野良猫になったり、屋外で子どもをもうけたりするケースがあるという。


 市は16年度、猫の去勢・不妊手術の補助金を15年度より200万円多い500万円にした。17年度も同額を維持し、1匹あたり雄は2千円、雌は3千円を補助している。加えて、1世帯が申請できる件数も、15年度までの年間3匹から16年度には6匹に増やした。


 また、市民ボランティアらの協力も得て定期的に譲渡会を開催。こうした取り組みを支えるなどのため、16年度に動物愛護基金を設け、寄付を募っている。


 補助金や譲渡会の問い合わせは市生活衛生課(044・200・2447)。


(河井健)

朝日新聞
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