愛猫の写真でオリジナル年賀状づくりに挑戦! その結果は
年賀状の作成は、年末にやるべきことのなかでも、大仕事のひとつです。
年賀状といえば、家族の写真が定番ですが、家族のなかでもペットが主役という年賀状も結構あるのではないでしょうか。
私の身近にも、毎年、飼い猫の写真をおしゃれにアレンジした年賀状を送ってくれる友人がいます。
猫を飼っていないときは、「かわいいなぁ」「マメだなぁ」くらいしか思っていませんでしたが、猫を飼い始めてからは年々うらやましさが募ってきました。私も、自分の愛猫をメインにした年賀状を作りたいと。
しかし、私は毎年、すでにデザインがガッチリ決まっている年賀状を買ってきて、そこに一言メッセージを書くだけの年賀状を出している生粋の面倒臭がり屋です。
とはいえ、毎年指をくわえてうらやましがっていても仕方がないので、挑戦してみることにしました。
まずは、何でも形から入る私は「衣装」をそろえることにしました。
ネットで、ペット用の和風の襟と、袖のない着物のような、ちゃんちゃんこのような服を買いました。
買ったのは12月に入った頃でしたが、時間は流れ、すでにクリスマス。今すぐ送らないと元旦には着かない……。ようやく重い腰をあげ、写真を撮ることに。
まずは、猫に衣装を着せます。
猫らは昼間ほとんどこたつの中で過ごしているので、猫が活発な夜の時間帯に決行することに。
猫の首に着ける襟を活発なあんずに、過剰グルーミング(身体のなめすぎ)防止で服を着ることに慣れているモモには、着物っぽい服を着せることに。
まずはあんずを捕まえて、和風の襟を装着。首輪が少し太くなっただけのものなので、それほど違和感はないはずです。
しかし……ここ最近のあんずは、首輪も外した裸んぼうのフリーダムスタイルでした。
そのせいか、襟をつけた途端、首を後ろに回したり、足で首元を掻いたり、猛烈に嫌がり始めました。
「あんずちゃ~ん! 可愛いねぇ」と、カメラを向けても、首を左右に回すので、全くピントが合いません。
2分くらいで徐々に慣れてきて、落ち着き始めたときに写真を撮ってみても、首元のおしゃれなので、うまく写りません……。
しかも、背景のことを考えていなかったので、あんずの背後に散らかった室内が映り込んでいます。
そうこうしているうちに、また首元が気になりだしたあんずは「ウ~」と小さく鳴き、激しく首を左右に振り、イライラし始めました。
ヤバい。このままでは、あんずの気がおかしくなってしまう……。
すぐに襟を外すと、自由の身になったあんずは、すっ飛んで走っていってしまいました。
仕方がない。モモに全てをかけよう。あんずには悪いけど、モモのほうがビジュアル的に適しているし。
モモに着物を着せてみると……ちょっと小さい。モモは少し太り気味ですが、4キロ弱なので、それほど大きな猫ではありません。なのに、Mサイズが入らない……。
まぁ、さっと被せるだけでも、お正月っぽくなるだろうと、とりあえず写真を撮ることに。
あんずほど嫌がらないものの、盛んに身体をなめ始めるモモ。これでは、またブレて写真が撮れません。
「モモちゃ~ん! こっち向いて~」
と、呼びかけたところで、ポーズを決めてくれるわけでもなく……。
やっと写真が撮れても、着物っぽい布がファサッとかかっただけの猫がそこにいるだけ。こんな写真メインで年賀状作ってもなぁ……。
自分の猫の写真を年賀状にするって、ものすごいことだ。それとも、30分でカタを付けようとした私がダメなのか。
猫の手も借りたい年末。手間はかけられないし、これ以上猫にストレスも与えたくない。いつものデザイン年賀状を買いに、大型雑貨店に走ろう……。
みなさま、よい年末年始をお過ごしください。
(ヤスダユキ)
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