うさぎの老化のサインの見つけ方 5歳過ぎるシニア?

 今回はうさぎの老化についてです。第2回、第4回でうさぎの寿命についてお話ししましたが、個体によって差はありますが、5歳を過ぎたころから老化のサインが現れると言われています。シニア期のうさぎの体や老化のサインについてご紹介します。(うさぎと暮らす編集部)


シニアのうさぎ
シニアのうさぎ

シニアになったうさぎの体の変化

 毎日一緒に過ごしていても、ある時ふと感じるうさぎの変化は、老化のサインかもしれません。そのサインを飼い主さんは見逃さずに、早めにシニア対策をしてあげることで、うさぎは快適なシニアライフを送ることができるかもしれません。

 一番気づきやすいのが見た目の変化です。シニアになると、食欲や全体の筋肉、脂肪が落ちてやせてきます。しっとりとツヤツヤだった毛質が、バサバサした毛に変わってきたり、涙や目やにが出て目の周りが汚れてきたりします。

 また自分で上手にグルーミングをしたり、盲腸糞を食べたりということができなくなるために、おしり周りが汚れてきます。目の中が白く濁り、視力が衰える白内障になるうさぎも少なくありません。目だけでなく、筋力が衰えることから足元がよろついたり、ジャンプできていた段差につまずいたりすることも増えてきます。

 こういった症状が出てきたら、飼い主さんはグルーミングをサポートしてあげたり、部屋の中のインテリアを変更してバリアフリーにしてあげたりするなど、出来ることからサポートしてあげるとよいでしょう。

 また、筋力が衰え、段差があるようなケージの出入り口は苦手になるので、スロープをつける、足元にフカフカのマットを敷く、トイレを無くしてトレーやシーツに直接うんちやおしっこをしてもらうスタイルに変更する――などの対応もオススメです。

寝る時間が長い
寝る時間が長い

行動から見るシニアうさぎ

 最近ではうさぎの寿命も伸び、シニアのサインが出る、出ないには個体差があります。見た目はあまり変わりがなくても、今までとは違う行動をしているかもしれません。老化からくる変化だと飼い主さんが理解していれば、今まで通りに優しく接してあげられるのではないでしょうか。

 代表的な行動で言えば、動きがのんびりになることと、睡眠時間が長くなることです。以前はいっぱい走り回っていたのに、少し動いただけですぐ休憩したり、今まで起きていた時間帯もずっと寝ていたりするなど、体を動かさない時間が増えてきます。

 今まで食べていたペレットや牧草を食べなくなるといった場合、老化による食欲不振や体の不調、歯が弱くなり硬いものを避けるようになっている可能性もあります。他にも、筋肉の衰えや視力の低下、行動範囲の変化から、色んな場所でおしっこやフンをしてしまったり、性格が頑固になったりするうさぎもいます。

毛ヅヤがなくなった
毛ヅヤがなくなった

シニア期のうさぎの体

 シニアになるとうさぎの体にどのような変化が起きるのか、飼い主さんは事前に知っておくことで、心構えができ、対策をしてあげることができます。

 よく飼い主さんから聞くのが、体重が減ってきたという話です。〈見た目から見るシニアうさぎ〉でもお話しした通り、食餌(しょくじ)量が減ってきたり、運動量が少なくなったりするため、筋肉量が徐々に減ることでやせてしまうようです。

 しかし、体重が減った時には、病気などの影響の可能性もありますので、獣医師の診断を仰ぐことが必要になります。健康に問題がなければ、今までと同じごはんを基本としつつ、補助食品やプロポリス、姫マツタケなどのサプリを与えるのもオススメです。

 痩せてくるのとは逆に、動かないことから肥満になるうさぎもいますので、5歳を過ぎたらうさぎの食欲や体つき、体重の増減などを今まで以上に細かくチェックしてあげるとよいでしょう。

老化のサイン

【性格】
☐頑固になった
☐色んなことを面倒くさがる

【食餌】
☐食餌量が減った
☐偏食になった
☐牧草、フードの好みが変わった

【目】
☐目やにが多い
☐涙が出る(目の涙管がつまる)

【運動】
☐動き回らなくなった(ボーっとしている)
☐へやんぽの時間が短くなった
☐動きがゆったりになった

【体調】
☐おなかの調子が不安定
☐換毛のタイミングがずれてきた
☐寒がりになった

【体の変化】
☐やせた
☐太った
☐毛ヅヤがなくなった
☐首の位置が下がる
☐筋肉や脂肪の量、皮膚の張りがなくなった
☐白内障
☐おとなしくなった
☐足腰が弱くなった

飼い主さんの心構え

 健康でご長寿のうさぎを目指すにあたり、飼い主さんの心がけとして大切なことは「現状を受け入れる」ことです。

 例えばうさぎが、白内障になったり、耳が遠くなったり、なにか病気になったとしても、人間から見るとかわいそうに思えますが、うさぎ自身は現状を受け入れて案外けろっとしていたりします。

 飼い主さんは、生きるために頑張っているうさぎを誇らしく思い、自分のできることをサポートしてあげることが大事です。必要以上に悲しんだり、不安になったりすることはうさぎにもマイナスの影響を与えてしまうかもしれません。過去や未来を気にするよりも、今という時間を一緒に過ごしていることを楽しみましょう。

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