犬のワクチン、年1回は必要? 3年に1回でいいって本当?

ワクチン回数は年に1回必要? それとも3年に1度でいいの?という疑問にお答えしましょう。
結論から述べると、どちらも間違いではありません。
個体差があるため、愛犬によって違う、というのが答えなのです。
ではなぜ、3年に1回で良いという情報があるのでしょう。
それは、一部の獣医師がアメリカの情報を採り入れて、接種期間を決めているためです。
元となっているのは、世界小動物獣医師会(WASAVA)でのワクチネーションガイドラインです。
同ガイドラインは確かに、3年に1度のワクチンを推奨しています。もちろん根拠はあり、感染症によっては3年に1回で十分です。
ただ、レプトスピラなども心配な飼い主にとっては、3年に1回ではしっかりとした予防はできません。1年に1回の接種が必要となります。
さらに、抗体のつき方には個体差があります。
個人的な経験ですが、3年に1回で良いとされる感染症の抗体化を1年後くらいに計測したところ、抗体が足りていないケースがありました。
ですので、3年で良いと、一概には言えないのが現状です。
確実に予防したい場合は1年に1度の接種をお勧めします。
次回は、レプトスピラ感染症について述べたいと思います。
sippoのおすすめ企画
9/26-28@東京ビッグサイトで開催!ほかでは出会えない1万人のペット関心層が来場