シェパードの警察犬ルルフ、訓練中 匂いで遺留品を見つけろ!
千代川緑地(鳥取市)の下流側は、きれいに刈り込まれた草地が広がる。28日朝、草地わきにワゴン車2台が止まっていた。そばにラブラドルレトリバーなど大型犬2匹がおとなしく座っている。
宮本愛犬訓練所(同)の宮本清和所長(63)ら県警嘱託犬の飼い主の訓練だった。出動要請がない日に時折、県警が借りたこの場所を使う。地面の照り返しがなく、川からの風が強いので、犬にも少しは快適だそうだ。
嘱託犬歴5年のシェパード「ルルフ」(雄7歳)の足跡追及を見学した。目印のピンを地面にさしながら、逃走犯人役が草地を歩き、手にした空き缶を投げ捨てる。ルルフは足跡をたどりつつ、空き缶(遺留品)を発見。頭を高く上げて宮本さんに知らせた。
認知症高齢者の捜索などで近年、出動要請が増えているという。「現場の状況や犬の体調により、(追及の)精度が悪い時もある。訓練は欠かせません」
(古源盛一)
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