イスラエルのメトロねこ 駅でゴロゴロ
アラブの猫コミュニティにじんわりと浸透中の連載「きょうもアラブで猫まみれ」。今回はイスラエルシリーズ第三弾、テルアビブのメトロねこさんです。
シャローム!
みなさんこんにちは、猫上彰です。
イスラエルでは、金曜の日没から土曜の日没まで「シャバット」という安息日になります。この期間は公共交通機関も動かなくなり、街から人がいなくなります。ということは、シャバットは猫たちにとってパラダイス。特に土曜の朝などは早い時間から大暴れ。いろんな猫たちの鳴き声が街中にこだまします。
ラマダンもそうですが、なかなかなじみのないことなので、私にはとても新鮮に感じました。
以前、ドバイのメトロねこを紹介しましたが(第5回)、今回のテーマはテルアビブのメトロねこさんです。
イスラエルは南北に鉄道が走っています。北部のナハリヤから南部のベルシェバまでエルサレム、テルアビブを含むメイン都市をつないでいるそうです。
なかなかレトロでシックな電車だったので、北部のハイファという街からテルアビブに戻るときに乗ってみました。
これが予想以上に良かったです!スピードも結構出しますし、流れゆく景色も抜群、車内もきれいで快適。とっても気に入りました。
約1時間ほど電車に揺られてテルアビブ中央駅に着くと、駅の待合所に一匹の猫がいました。近づいてみると、とてもチャーミングなキジトラさんです。
近くのお店の人によると、毎日昼になるとこの席に来て、夕暮れまでちょこんと座っているそうです。「誰かを待っているのかしらね?」。
▼動画、「テルアビブ中央駅のキジトラさん」。目の周りにはクレオパトラのような素敵な模様!!
これまたテルアビブの猫らしく、とても人なつっこくて、電車を待つ乗客の方が隣に座っても嫌がることもないので大人気だそうです。たしかに駅構内は涼しくて、猫にとっても快適です。世界各国、猫たちは過ごしやすいところをよくご存じですなあ。
地元民にはおなじみになってきた彼ですが、猫駅長として世界にデビューする日も近いかもしれませんね!みなさま要チェックですよー。
それではまた。レヒトラオート!
(猫上彰)
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