7年のお勤めご苦労さま 麻薬探知犬ラブラドルが引退

林さんに引き取られた「ジャック号」。左は小島裕太ハンドラー=長崎県佐世保市の佐世保港湾合同庁舎
林さんに引き取られた「ジャック号」。左は小島裕太ハンドラー=長崎県佐世保市の佐世保港湾合同庁舎

 長崎税関の麻薬探知犬として、約7年にわたって奮闘したラブラドルレトリバーの「ジャック号」(オス、8歳)が引退し、23日、長崎県佐世保市内の一般家庭に引き取られた。「水際の守り」の役目を終え、ゆっくりと余生を送る。


 ジャック号は、2009年9月に長崎税関の麻薬探知犬となり、鹿児島県霧島市の麻薬探知犬管理センターを拠点に、長崎税関管内5県の空港や港に出動したり、広報活動で活躍したりしてきた。


 引き取ったのは、佐世保市日宇町の会社員林謙一さん(42)。高2の長女が、ハンドラーと呼ばれる探知犬担当職員の仕事に興味を持ったことがきっかけで、7~8年とされる就役期間をちょうど終えるジャック号を、もらい受けることになった。


 佐世保港湾合同庁舎であった引き渡し式では、長崎税関の上野博喜監視部長が、ジャック号あての感謝状とペット用のカステラを、小島裕太ハンドラーに手渡した。


 ジャック号を引き取った林さんは「これからは、ゆっくり過ごしてほしい。一緒に散歩を楽しみたい」と話した。


(福岡泰雄)

朝日新聞
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