被災ペット50頭受け入れへ 大分の九州災害時救援センター

九州災害時動物救援センターとして生まれ変わる元キャンプ場。バンガローが犬舎に、芝生広場が遊び場になる=大分県九重町湯坪
九州災害時動物救援センターとして生まれ変わる元キャンプ場。バンガローが犬舎に、芝生広場が遊び場になる=大分県九重町湯坪

 大規模災害で飼い主と一緒に過ごすのが難しくなったペットを預かる「九州災害時動物救援センター」(九重町湯坪)の建設予定地が19日、報道陣に公開された。当初は来年4月のオープンを予定していたが、今回の地震で被災したペットを6月初めに受け入れるという。

 元キャンプ場(約3万平方メートル)の敷地とバンガローなどを再利用する。第1期分として、バンガロー14棟のうち8棟を改造し(7棟犬舎、1棟猫舎)、約50頭を受け入れる。芝生広場をドッグランに利用する。ペットの世話や健康管理のため、ボランティアのスタッフや獣医師らが常駐する。

「九州動物福祉協会」(福岡市)が東日本大震災をきっかけに、被災したペットたちに救援センターが必要と発案し、日本獣医師会などの協力で準備してきた。同協会の古賀友行理事は「地震で、被災者が周囲に迷惑をかけられないと、ペットと車の中やテントに移ったと聞く。被災者の負担を軽くし、ペットも自然豊かな環境でリラックスさせたい」と話している。

(松本健造)

朝日新聞
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