ジュリアーノ6代目市長に 仮想都市「こにゃん市」
滋賀県湖南市の仮想都市「こにゃん市」の6代目市長が26日、市内の雑種猫「ジュリアーノ」(雄、推定1歳)に決まった。猫10匹、犬5匹が争う激戦となり、投票期間が昨年より2週間延びたこともあってインターネット上の投票は過去最多の7235票。ジュリアーノは2951票を獲得した。
ジュリアーノは2014年7月、市内の道ばたで倒れ、ぐったりしているのを登校中の児童が見つけた。ボランティアで登校を見守っていた豊永勝弘さん(69)、町子さん(65)夫妻=同市下田=が引き取り、治療を受けて次第に回復。選挙公約「ニャニフェスト」では「捨てられて道端で死にかかっていた時、今のお父さんが連れて帰ってくれて、幸せになったんだ。僕の手で幸せをいっぱい招きたいな」と訴えた。
次点は1614票の犬のレン(雄5歳)で、猫の市長は3代連続。任期は1年でイベントなどで観光と動物愛護をPRする。就任会見に同席した「秘書」役の勝弘さんは市長に代わり、「捨て猫のない社会を提案したい」と抱負を述べた。
(山下寛久、菅沢百恵)
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