体調崩した被災ペットを診察 福岡から獣医師チーム 熊本地震

熊本地震を受け、福岡県獣医師会(福岡市)は25日、県内の獣医師でつくる医療チームを熊本県に派遣したと発表した。地震後の避難生活が長引き、体調を崩しているペットなどを診察する。
24日に第1弾として獣医師5人を派遣。熊本市役所に置かれた相談窓口や熊本県内の避難所をまわって診察し、飼い主の相談に乗った。30日まで福岡から順に獣医師を送り、交代勤務で1週間対応する。
災害対応で福岡県獣医師会が獣医師チームを派遣するのは今回が初めて。熊本県内の動物病院が被災し、十分な治療や診察ができなくなったため、熊本県獣医師会が派遣要請した。
福岡県獣医師会は2012年から、災害時の対応を学ぶ講習会を開くなど、災害派遣の獣医師チームを独自に養成してきた。現在、獣医師31人、動物看護師22人がチームに登録している。
(土屋亮)
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