熊本地震でペットは ピアノの隙間に隠れ、フードも喉通らず
熊本市内などで4月14日夜に震度7を記録し、翌日まで強い余震が断続的に続いた熊本地震。怖い思いをしたのは人間だけではない。
ヒマラヤンの雌猫ハイジ(17歳)は、熊本市内のマンションの8階に、飼い主の女性、田中さんと二人で住んでいる。
14日午後9時26分。最初の揺れが来た。かなり激しい。ハイジは驚いて、リビングから廊下へと走って逃げた。「怖かったようです」と、田中さんは振り返る。
その後も余震が続いた。強い揺れが怖いのか、ハイジはピアノの横の隙間に入り込み、じっと固まっていた。午前0時過ぎに本震と同じくらいの強い揺れがあった時には、田中さんが抱きしめていた。その後もずっと田中さんに寄り添い、二人は朝まで離れずに過ごした。
同市内の一戸建てで暮らすウェルシュコーギーの雄犬クララ(8歳)と、ヒマラヤンの雌猫アイちゃん(19歳)の場合、地震直後から飼い主の安藤さんに連れられて、車の中で過ごした。
幸い自宅は無事だったが、2匹と安藤さんはその後、市内の病院併設の施設「ふれあいハウス」に移動した。普段から、安藤さんと一緒にセラピー犬・セラピー猫としての活動をするために通っている場所だ。
15日はそのままふれあいハウスで過ごした。だが、アイちゃんはフードを食べなくなってしまった。「怖かったのと、家ではないところに来ているからでしょうか」(田中さん)。安藤さんはクリームチーズを指につけ、アイちゃんに食べさせていた。
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