犬とのふれ合いがお年寄りを笑顔に 老人ホームで癒やし体験

犬を抱いて喜ぶ、老人ホーム「ぼたんの家」の入所者たち=松江市
犬を抱いて喜ぶ、老人ホーム「ぼたんの家」の入所者たち=松江市

 松江市の有料老人ホーム「ぼたんの家」で27日、入所のお年寄りたちが小型犬と触れ合った。高齢者の精神的なケアに動物の癒やしを採り入れる「アニマルセラピー」の効果を体験してもらおうと、NPO県介護事業運営研究会(島根県出雲市平田町)が企画した。

 

 ダックスフントやシェットランドシープドッグ、シーズーなど計6匹を、施設のスタッフやスタッフと交流のある介護・医療従事者たちが連れてきた。お年寄りたちは「私、初めて犬に触った!」「かわいいもんですがー」と、笑顔で思い思いに犬を抱いていた。
 

 同研究会の太田満保理事長(68)は「訓練されたセラピー犬を集めるより手軽にできる。飼い主が一緒にいれば、トラブルも起こりにくい」と話す。ぼたんの家の中山昌一施設長(49)は「衛生面のリスクへの対処は必要だが、利用者が希望するなら積極的に開催したい」と話した。

 

(木脇みのり)

 

犬を抱いて喜ぶ、老人ホーム「ぼたんの家」の入所者たち=松江市
犬を抱いて喜ぶ、老人ホーム「ぼたんの家」の入所者たち=松江市
朝日新聞
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