保護犬とどこで出会えますか? 滝川クリステルさんが解説

滝川クリステルさんとアリス
滝川クリステルさんとアリス

<動物保護財団クリステル・ヴィ・アンサンブル代表の滝川クリステルさんの話>

 引き取り先の選択肢は大きくわけて二つあります。一つは、動物愛護センターや保健所など地方自治体が運営する施設。もう一つは、動物保護団体が運営する民間シェルターです。
 

 前者にいる犬たちの多くは「命の期限」が切られており、差し迫った状況に置かれています。「救う」という意味では緊急性が高いと言えますが、元は野犬だったというケースもあり、人慣れしていない可能性があります。
 

 ただ、私の友人が2、3カ月前に、ある保健所からシバイヌの雑種とみられる元野犬を引き取ったのですが、とてもおとなしい子でした。私が飼っているアリスとも、おもちゃを使って上手に遊べます。動物保護活動に携わっている方の中には「元野犬は、いったん人になつくと問題行動も少なく、飼い主に忠実な犬になる」と言う人もいます。
 

 一方でシェルターにいる犬たちは、元の飼い主に飼育放棄された子たちが多いため人慣れしていて、団体によってはしつけをしてくれているところもあります。犬の来歴や性格がわかっているケースが多く、引き取る際の心的ハードルは相対的に低いと言えます。
 

 私の場合は、アリスを保護団体から引き取りました。トレーナーさんや動物病院を紹介してくれるなど、しっかりアフターフォローもしてくれました。ただ、団体ごとに譲渡条件が異なるので、気に入った犬に出会っても、引き取れないこともあります。また、実際に飼えるかどうか判断するためのトライアル期間を設けている団体もあります。
 

 いずれにしても、保護犬を飼うには、犬としっかり向き合い、しつけなどをするだけの時間や金銭の余裕が求められます。心に傷を負っている子も少なくなく、寄り添ってあげる必要もあります。それでも、心を閉ざしていた犬と信頼関係を結べたと感じられる瞬間は、本当に感動的です。
 

 自治体も保護団体も、定期的に「譲渡会」をやっています。まずそういった場に足を運び、どこから引き取るのが自分に合っているのか、見極めてみてください。まわりに保護犬を飼っている人がいれば、体験談を聞いてみるのもいいと思います。

朝日新聞
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