健康医療相談

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相談・獣医師回答・コメント

質問主


今年の1月のはじめに後ろ脚の動きがおかしくなりました。方向転換するときによろめいたり、段差を嫌がったり、、おかしいと思い、近くのかかりつけ医に連れて行くと、これは足ではなく、脊髄からくるものだと思うということで、血液検査、内科治療(ステロイドの投与)、レントゲン検査(結果、かなりの変形が確認されました)をしました。左足を内側に向けてすぐに戻そうと反応があるかどうか調べると、少し良くなったり、あまり良くなかったり、という感じで、ここの病院にはMRIがないので、他を紹介するので受けてみては、と言われました。
ステロイドを投与している間は飼い主家族からみたかんじでは、良くなっているようにおもいました。散歩も行きたがるし(爪がすり減って血が滲むようになったので靴を履かせています)食欲もあります。先生がされたように足の戻り具合を確かめてみると、結構すぐに戻します。確かにふらつきは何もなかったときよりはありますが、MRIは全身麻酔の入院ということ、肝臓の数値が高かったこと(2021年1月5日の検査結果では1152Hと出ています、過去に急性肝炎で水を飲んでも血を吐く、戻すという大変な症状になったことがあります)などリスクが大きいのではないかと、受けて良いものかどうか迷っています。このままステロイドを頓服として続けていくという方法もあるのでしょうか。かかりつけ医はMRIを、とのことですが、心配です。助言宜しくお願いいたします。

日時2021-02-20 13:13:33

専門の獣医師からの回答

通常、後肢の異常の際には、それが神経学的な異常(脊髄や末梢神経疾患による麻痺など)なのか、整形学的な異常(関節疾患など)なのか、まず鑑別します。これは通常、診察室での神経学的検査や整形外科的徒手検査によりあたりをつけます。
多少のこれまでの病歴はあるものの、今のままでは症状が軽快して治る場合は良いですが、ダラダラと確信のないステロイド投与が繰り返されるのではないかという懸念は残ります。
まずは、診察室での当たりを、もう少しつけてみては如何でしょう?その結果で、MRIを依頼するのであれば、今後の方針決定のためには良いのではと考えます。
今一度主治医の先生とよくご相談ください。

日時2021-02-26 06:48:29