イヌ・ネコの健康医療相談

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たかはし(質問主)


猫アイコン 猫 5歳 オス 雑種

体重:5.5kg

飼育歴:3年11ヶ月

居住地:北海道登別市

飼育環境:室内

2月1日の午後にトイレに座っている時間がいつもより長くおしっこも少ない様子だったので2日の朝病院に連れていきました。その病院では尿道にカテーテルを通し詰まっていないことだけを確認し膀胱炎と診断されました。尿検査などはされていませんが抗生物質の注射をしてもらい4日分の抗生剤をもらいその日の夜から飲ませ始めました。3日になり何度もトイレに行くものの数滴ずつしかおしっこが出ておらずトイレ以外でもおしっこをしようとして数滴漏らすという行動を繰り返していました。4日の早朝、ご飯をほとんど残しており2回吐いてぐったりし始めたため別の動物病院に連れていきました。前に行った動物病院に不信感があり別のところに行きました。そこでは膀胱がパンパンで尿道が詰まってる可能性があるとのことで機械を使って詰まりを通してもらい、カテーテルを入れっぱなしにしてオムツを付けられました。血液検査、エコー、尿検査をしてもらいストルバイト尿石症と診断されました。検査以外に抗生物質と吐き気止めの注射をしてもらってフードも専用のものを買い翌日も来るようにと言われました。病院から帰ってきたあとは食欲もあり元気になっていました。5日からは毎日病院に通うもののカテーテルを交換し時々抗生物質の注射を打つのみです。9日の朝病院でカテーテルを入れてもらい10日にカテーテルを抜いて様子を見ましょうと言われましたが、9日の午後にオムツ交換の際にカテーテルが抜けてしまい、それからトイレに長時間座っていたりトイレから出てくると唸ったり機嫌が悪くなるのでおしっこが出ていないようです。
聞きたいこととしては、なぜおしっこが出ないと考えられるか(カテーテル交換の際にすんなり入るため詰まってはいないと言われます)、他に治療法はないのか、このままこの病院に通っていて大丈夫なのかということです。お忙しいとは思いますが、ご回答お待ちしております。

日時2020-02-10 08:25:20

専門の獣医師からの回答

カテーテルが入るにもかかわらず、カテーテルを抜くと排尿出来ないことは稀ではなく、むしろ臨床現場ではよく見られます。
動物はもちろん、飼い主様にとっても担当獣医師にとっても悩ましい状況といえますが、このようなことが起きる原因として考えられることは、
1) 雄猫の尿道が細いことから、炎症による腫れのせいで狭窄している。
2) 膀胱や尿道に細かいストルバイトなどの結晶があり、尿道の腫れと一緒になって尿が通過し難くなっている。
3) 上記1)と2)の状態に、細菌感染を伴っている。
4) 時に、膀胱内に小さな結石があり、排尿時に尿道を塞いでしまう。
 以上のようなことが推測されますが、4)の可能性については念のためごく小さな結石がないかレントゲン検査とエコー検査で確認して頂かれることも良いのではないでしょうか。レントゲンには写らないこともございます。

 他の治療法についてのお尋ねの点ですが、尿道カテーテルを留置した状態で入院下で点滴によって尿量を増やすことによって、膀胱・尿道内の結晶成分が減少し、尿道や膀胱の炎症が改善して尿が出るようになることを期待する、という方法もございます。もちろん、抗生物質と食餌療法は併用致します。
 基本、現在の治療をもう少し継続してみるのも一法です。
 その他には、膀胱内に小さな結石があったり、エコー検査や尿検査で膀胱内にまだ結晶などの沈殿物が残っている場合は、膀胱切開手術で膀胱内と膀胱側からの尿道内の十分な洗浄を行い、その後やはりカテーテルを留置して経過観察する方法があります。
 また、どうしても自力排尿が可能にならない場合は、「会陰部の尿道造廔術」という手術が必要になることがあります。できれば、少し日数を要してもカテーテルの留置や、せいぜい膀胱切開とカテーテルの留置で治ってくれるとよいですね。
 時々、血液検査で腎機能をチェックしつつ、通院または点滴入院でもう少し今の治療を続けながら、かかりつけ医とご相談されるのが良いでしょう。
 どうぞお大事になさってください。

日時2020-02-12 23:26:05

なぜ猫は腎臓病になりやすいのでしょうか。腎臓病の原因、代表的な症状、検査の基準値について、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が解説します。猫の健康に役立つ知識が身につく「まなびばsippo」をご覧下さい。

 
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