イヌ・ネコの健康医療相談

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もちゃん(質問主)


犬アイコン 犬 2歳 オス パグ

体重:5.5kg

飼育歴:1年8ヶ月

居住地:神奈川県茅ヶ崎市

飼育環境:室内

3週間ほど前から顎に吹き出物ができ、1週間ほどしても治らず、赤みもひかず。
大きくなっている様子のため病院へ。
肥満細胞腫を疑い、細胞診を希望。

【細胞診の結果】
・診断
低細胞密度;慢性好酸球性炎症を疑う

・所見
スライド細胞密度は低く、末梢血を背景に炎症細胞を認める。炎症細胞の多くが好酸球であり、中程度の非変性性好中球、マクロファージ、小型リンパ球、形質細胞および肥満細胞を混じている。
標本上、明らかな病原体はみられない。
〓〓〓

との報告書をいただきました。

明らかな病原体はみられないとありますが、所見の肥満細胞が混じる。という点に不安を覚えています。

1.肥満細胞が腫瘍形成されていないので悪性、良性の診断は明記がないのでしょうか。

2.腫瘍形成はされていなくとも肥満細胞があるということは、外科的切除をしない場合はいずれ肥満細胞腫となる可能性があるのでしょうか。

治療は抗生剤、ステロイド、外科的切除の3つの選択肢をいただいています。

肥満細胞という文言に恐怖を覚え、外科的切除を視野にいれているため、1.2についてご教授いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

日時2019-05-28 00:36:46

専門の獣医師からの回答

 細胞診の所見をみさせて頂きました。肥満細胞は元々生体にある細胞で、炎症や免疫を担う働きを持っています。肥満細胞腫は、肥満細胞が腫瘍性に増殖する(際限なく増え続ける)疾患のため、細胞診では、ほとんどの細胞が肥満細胞で占められているか、形態的に明らかに異常な肥満細胞が見られない限り、肥満細胞腫という診断には結びつかないと思われます。今回の細胞診では、炎症反応がみられており、炎症細胞と共にごく少数の肥満細胞が出現することは珍しいことではありませんので、肥満細胞腫の可能性は低いと判断されているのだと思われます。そして、炎症に伴って少数の肥満細胞がみられているだけでしたら、肥満細胞腫になることはないと思われます。
少し気になる点と致しましては、低細胞密度(採取された細胞が少ない)という記載がありますので、ご心配なようでしたら針吸引生検ではなく、切除生検を実施した方が良いかもしれません。担当の先生とよくご相談ください。
ちなみに、肥満細胞腫は細胞診(針吸引生検)のみで、悪性良性の区別はつけられません。肥満細胞腫のグレードを分類するには、病理組織学的検査(切除生検)が必要です。

日時2019-06-03 01:33:47

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