イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

まお(質問主)


猫アイコン 猫 16歳 メス 雑種

体重:4kg

飼育歴:15年1ヶ月

居住地:大阪府大阪市港区

飼育環境:室内

今年16才になる避妊済みメス猫です。
2016年4月に慢性腎不全と診断され皮下点滴を1日ごと150ccでしていました。薬はセミントラのみ、フードは療法食と高齢用の混合。
6月7日から急激に悪化して静脈点滴も効果はありませんでした。
皮下点滴で点滴の量を増やして対応する事になったのですが、セミントラを続けてもいいのでしょうか。
主治医は続けられるとのことですが、末期には脱水を促進させるので避けるようにという注意を以前別の獣医師に受けた事があるのですが、、
そして体重が3.7キロで300cc毎日点滴を、との指示ですが、この量で大丈夫なのでしょうか?

日時2018-06-09 13:41:29

専門の獣医師からの回答

 慢性腎不全に対する皮下補液の量を増やす場合は、1回量を増やすよりは1日3回ぐらいまで、回数を増やすことをお奨めします。投与量は必要量を投与してみて、次回の投与時に前回投与された分が皮下から完全に吸収されていれば、毎回必要量を投与できます。もし前回投与された分が、完全に吸収されておらず皮下に残っているようであれば、次回の投与量を減らすか、完全に吸収されるまで次回の投与を見送ります。
 セミントラは尿蛋白が陽性(UPC>0.4)の慢性腎不全猫に対して、尿蛋白を減らして腎不全の進行を抑えるために投与されます。投与開始後はまめにモニターを行い、腎機能の低下、具体的にいうと血漿クレアチニン濃度の30%を超える増加や、高カリウム血症、具体的にいうと血漿カリウム濃度が6.5mmol/Lを超える場合や、食欲不振があれば減量または中止します。

日時2018-06-15 00:52:44

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