犬や猫の福祉向上のために繁殖管理を考えるカンファレンス 12月1日大阪で開催
犬や猫の早期の不妊去勢手術を推奨し、啓発などに取り組む一般社団法人「Spay Vets Japan」は12月1日午後1時から大阪府の大阪公立大学で、イギリスやアメリカから専門家を招いて、「犬や猫の福祉向上のために繁殖管理について真剣に考えるカンファレンス」を開催する。事前申し込みが必要で、参加費は千円、学生証の提示で無料。
同法人は、犬猫の過剰繁殖により野良猫や野良犬、多頭飼育問題が発生し、殺処分や路上死により多くの命が犠牲になっていると指摘。動物の権利として国際的に認められている「動物の5つの自由」が与えられずに苦しむ犬や猫をこれ以上増やさないために、私たちができることを専門家とともに考えたいとしている。
カンファレンスには、シェルターにいる動物の健康と福祉、猫の感染症、猫の人道的な個数管理を専門とするフロリダ大学のジュリー・レヴィ氏や、イギリスを拠点に動物を支援する国際NGO「WVS」などの専門家が登壇する。
参加申し込みとカンファレンスの詳細は、一般社団法人「Spay Vets Japan」のホームページから。
【カンファレンス概要】
名称:犬猫の福祉向上のために、繁殖管理について真剣に考えるカンファレンス
主催:一般社団法人 Spay Vets Japan
場所:大阪公立大学 りんくうキャンパス 多目的ホール
(〒598-8531 大阪府泉佐野市りんくう往来北1番地の58)
日時:2024年12月1日(日) 午後1~5時
参加費:千円(学生証提示で無料)
定員:200人(事前申し込み必要)
問い合わせ:info@spayvetsjapan.org
【講演者と内容】
■ジュリー・レヴィ氏(オンライン講演)
「地域の猫」の高負荷一斉TNRと譲渡がシェルターの受け入れに及ぼす影響について
■Patricia A Dingman 氏
野良猫管理における、民間動物病院と獣医学生教育との共同事業の成功例
■Spay Vets Japan 理事 野村 芽衣 獣医師
6ヶ月齢以下のメス猫の発情率の実態と、現在の日本における開業獣医師の不妊去勢手術に関する意識調査について
■Keiichiro Tazawa 氏
WVSの取り組みについて
■ディスカッション
動物愛護の実際について、日本とアメリカとの違い
Spay Vets Japan 代表理事橋本恵莉子獣医師 とPatricia A Dingman氏
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