ペットへの支出が増加傾向 フード各社は高級食に力
ペットの食事にお金をかける傾向が強まっている。ペットの高齢化に加え、コロナ下でペットと過ごす時間が長くなり、健康を気づかった食事へのニーズが高まっていることなどが背景にあるという。
ペットフード協会によると、ペット1頭を飼う人が1カ月間に飼育に支出する金額は、犬が2017年の9544円から20年の1万2020円に、猫も5777円から7252円にそれぞれ増えた。食事やおやつに使う支出が増えたことが一因だ。
ペットフード各社は高級食に力を入れる。帝塚山ハウンドカム(大阪市)は19年から、無添加や手作りにこだわった新ブランドを始めた。最も売れているのが、おもに犬用の「腎臓に優しい」総菜のセット(税込み4004円)で、豆腐ハンバーグや鶏モモ肉のクリーム煮など7食分を詰め合わせた。腎臓の病気になるペットが多いため、健康を気づかう飼い主が買い求めているという。(宮川純一)=朝日新聞デジタル2021年07月19日掲載+09:00>
sippoのおすすめ企画
9/26-28@東京ビッグサイトで開催!ほかでは出会えない1万人のペット関心層が来場