愛犬のための無添加クッキーを作り続けたい! 福祉事業所がクラウドファンディング

犬用クッキー
愛犬のための手作りクッキー

 愛犬のための無添加手作りクッキーを作っている福祉事業所が、コロナ禍の影響を受けて主要な納品先が閉店してしまったため売り上げの多くを失った。クッキーの需要をつくり、働く人のやりがいと給料を守るため、朝日新聞のクラウドファンディング「A-port」で50万円の資金を募っている。期間は11月27日まで。クッキーのリターン付き支援もある。

保存料や添加物は使わないクッキー

 この事業所は、就労継続支援B型の「アリストランプ」(東京都中央区)。朝日新聞厚生文化事業団と協働で、今回のクラウドファンディングに挑戦している。

 アリストランプには20人の利用者がいて、全員がクッキー作りに携わっている。作業工程は細かく決められており、最初は取り組むのがとても難しい場合もある。それぞれにあったやり方を探るうちに次第にできるようになっていくといい、その成長ぶりにスタッフも日々驚かされているという。

クッキーを作る
一つひとつ手作りしていく

 クッキーは厚さ2ミリ、直径2センチほど。保存料や添加物は使わず、卵黄、てんさい糖、小麦粉、豆乳、無塩バターを使い、一つひとつ手作りしている。味は黒ごま、かぼちゃ、煮干し、きな粉、むらさき芋の5種類(各60グラム)。この5種類がランダムに入っている「ミックス」(120グラム)もある。

クッキー
味は5種類

利用者への給料が6割減

 これまで障害がある人が作っていることを表にだしたことはなく、クッキーの品質のみで愛犬家の支持を得てきたという。しかし、納品先の閉店により売り上げは減少し、利用者に支払う給料は6割減った。

 新しい販路を探さなくてはならないが、現在の職員数と経営状況では、営業活動を行うための時間を作り出すことが難しいという。

 支援金額は、1000円、2500円、3000円、5000円、10000円、30000円、50000円、100000円の8種類があり、クッキーのリターン付き支援もある。

 リターンとして用意するクッキーの材料費は朝日新聞厚生文化事業団からの助成でまかなうため、集まった資金はリターンの発送にかかる経費を除いて、全額を利用者の給料に充てる。

 プロジェクトの詳細と支援は、朝日新聞のクラウドファンディングサイトA-portから。

sippo
sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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